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北海道森林管理局

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    こんにちは森林官です!

    広大な国有林の最前線・森林事務所に勤務し、国有林を守り育てている森林官から届いたメッセージ紹介します 

    こんにちは森林官です!(三渓森林事務所)

    留萌南部森林管理署 三渓森林事務所

    所在地の紹介

    苫前町は北海道の北西部、留萌地方沿岸線の中央部に位置し、人口約2,900人、道内屈指の「強風地帯」で、風車の町(風力発電)として有名で全国に先駆けて資源エネルギーを有効活用し、脱炭素社会の構築と地域活性化を図る取り組みを行っている町です。

    (苫前町の風力発電)
    (苫前町の風力発電)

    明治初期には「やん衆」といわれるニシン漁師がきてニシン番屋に宿泊しながら漁を行っていました。
    その中から拠点を苫前に移す人々が定住し、今の苫前町に至っています。

    森林事務所の概要

    三渓(さんけい)森林事務所は、古丹別・奥古丹森林事務所との合同森林事務所で苫前町古丹別に所在しています。
    合同森林事務所では、私と首席森林官1名、非常勤職員2名の計4名で各種業務を行っています。

    苫前町の約9割は森林で、そのうち約8割が国有林となっています。
    三渓森林事務所では約12,200ヘクタールを管轄しており、昭和初期には森林鉄道(ポンポン蒸気機関車)が走り、たくさんの丸太が山から運搬され、林業が盛んに行われていたと聞いています。 

    森林官の業務

    森林官は管轄している国有林の現状を把握し、多岐にわたる業務を行っています。
    苗木の植栽や伐採作業などの請負事業の監督業務、林道の維持修繕、境界等の確認、入林者への注意喚起などを行い、冬期間はスキーやスノーモビルを使用し地況林況調査などを行っています。

    今年度は、3年ぶりに当署も共催している「苫前町植樹祭」が開催されエゾヤマザクラを植樹しました。
    また、部内の「サンケベツ遊々の森」において、苫前小学校1・2年生17名と古丹別小学校1年生8名を対象に森林教室を開催し、森林の散策や落葉を使った万華鏡づくりを行っています。

    (左上が著者)
    (左上が著者)

    三毛別の羆(ヒグマ)事件

    大正4年12月、約340キログラムの羆が数回にわたり民家を襲い臨月の女性や幼児を含めた10人が殺傷されるという国内獣害史上最大の被害があった地域として知られています。
    広く知られるようになったのは、事件発生から約50年後に当時の古丹別営林署に勤務していた木村盛武氏によって詳細な調査が行われ発表されたことがきっかけとなっております。

    その後は、事件を題材とした小説や映画など数多くの作品が創作されており、昨年もテレビ会社が番組制作のため現地を訪れています。

    (三毛別羆事件復元地)
    (三毛別羆事件復元地)

    おわりに

    三渓森林事務所には昨年4月に着任し、事務所部内の状況把握を進めながら、業務を行ってきました。
    今後も、国土の保全や水源かん養を通じて安全で快適な国民生活を確保し、貴重な自然環境の保全や自然とのふれあいの場を提供し、地域に貢献できるよう努力していきます。

    留萌南部森林管理署 三渓森林事務所

    住所:北海道苫前郡苫前町字古丹別1011番地
    電話:0164-65-4349
     

     

    お問合せ先

    総務企画部 企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271

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