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北海道森林管理局

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    こんにちは森林官です!

    広大な国有林の最前線・森林事務所に勤務し、国有林を守り育てている森林官から届いたメッセージ紹介します 

    こんにちは森林官です!(東川森林事務所)

    日高南部森林管理署 東川森林事務所

    管内の概要

    東川森林事務所は、若園森林事務所と奥新冠森林事務所との合同森林事務所で事務所自体は新冠町若園に所在しています。
    新冠町国有林面積約38,000ヘクタールのうち、東川森林事務所は約12,000ヘクタールを管轄しています。

    主に私と若手職員の2名で各業務を行なっています。

    新冠町の特色

    事務所のある新冠町は、北海道南部日高地方のほぼ中央にあり、北東部は日高山脈に由来する山岳地帯、南西部は太平洋に面しており、気候は温暖で積雪も少なく住みやすい地域となっています。
    競走馬の産地としても有名で、町中に牧場が広がり、ハイセイコーやナリタブライアン、コントレイル等、多くの名馬を輩出しています。

    農産物ではピーマンが有名で、北海道の生産量の約半分を占めており、苦みが少なく甘いことが特徴です。

    牧場の様子
    牧場の様子(サラブレット銀座通りから)


    森林事務所の業務

    東川部内は、里山で傾斜も緩く、道道・町道の生活道路が周囲を走り、また林道・作業道も発達しているので、アクセスの良い国有林となっています。主な事業としては、立木販売の現地確認、素材生産及び造林事業の監督、森林踏査、地林況調査、境界巡視や牧草地の日陰木処理等の地元対応などがあります。

    また、誘導伐後に地拵を行わず植林し、下刈も省略する造林コストの削減を目的とした「無地拵植林」の試験地や新冠町の町有林と国有林が隣接している箇所では、皆伐した町有林の一角にカラマツコンテナ苗(緩効性肥料苗)と裸苗を比較できる試験地を設置し、町有林へのコンテナ苗導入のきっかけを作る民国連携の取り組みをしています。

    無地拵(枝条存置)箇所
    無地拵(枝条存置)箇所

    今年は、新冠町と連携して、皆伐した町有林の面積測量を実施したドローンを用いた測量成果が森林整備事業の補助申請に活用可能かという検証も行われています。

    また、ボランティア団体と協定を結びアオダモを植林した「バットの森」などもあり多様な取り組みを行っています。

    ドローンによる測量
    ドローンによる測量

    最後に

    新冠町の特色にもありますが、競走馬の牧場と国有林が隣接している箇所も多く、事業実行の際には地元の牧場との連絡調整は非常に重要です。
    特に馬を驚かせないために、伐採時のチェンソー音や重機の稼働音の確認や冬期の狩猟期における安全対策で着用しているオレンジ色の保安帽を被らない等の様々な注意する事などがあり馬産地ならではの対応に戸惑う事もありますが、迅速かつ丁寧な対応を心がけ、地元から信頼される国有林をめざし日々努力していきたいと思います。

    日高南部森林管理署 東川森林事務所

    住所:北海道新冠郡新冠町字若園
    電話:0146-49-5244
     

     

    お問合せ先

    総務企画部 企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271

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