こんにちは森林官です！（瀬戸瀬森林事務所）

所在地の紹介

瀬戸瀬（せとせ）森林事務所は、北海道の北東部、オホーツク管内のほぼ中央に位置している遠軽町に所在しています。
遠軽町の面積の約8割は森林であり、河川沿いの平野部では、肥沃な大地が広がり農耕地として利用されています。

人口は約18,000人で、主な産業は農業です。
また、観光業にも力を入れており、道の駅「遠軽森のオホーツク」には夏でもスキー・スノボが楽しめるサマーゲレンデや日本一の最大傾斜を誇るジップラインがあり、多くの観光客で賑わっています。

森林事務所の概要

瀬戸瀬森林事務所は芭露（ばろう）森林事務所との合同森林事務所で、網走西部森林管理署に併設されています。（写真1）
瀬戸瀬森林事務所では約7、800ヘクタールの国有林を管理しています。

合同森林事務所では、私を含め森林官2名、非常勤職員2名の計4名で各種業務をおこなっています。
遠軽町の面積の大半を占める森林ですが、そのうち約8割が国有林で、残りの約2割が民有林となっています。

かつては基幹産業として林業が盛んだった時期もあり、地域振興のために我々国有林が果たすべき役割は小さくありません。


（写真1）瀬戸瀬・芭露合同森林事務所

森林官の業務

現場管理が森林官の最大の仕事であり、本来長い年月がかかる「植える」・「育てる」・「伐る」という林業のサイクルを監督業務等を通じて一年ですべて経験できるのが森林官という仕事の特徴です。
ときには、林道の維持管理のためスコップやつるはしを使って林道補修を行ったり、チェーンソーを使って倒木を切ったり、冬になれば調査のために林道をスノーモビルで駆けまわったりと、公務員の仕事と聞いて思い浮かぶ事務作業とは異なり、勤務時間の大半を現場で過ごしています。

また、地域に根差すことも森林官として大切なことだと考えています。私の場合は、業務とは異なりますが、趣味で続けているサッカーで遠軽町のチームに所属し、多くの方と接することで地元のことをたくさん教わっています。

瀬戸瀬温泉

私が管轄する国有林内にあるおすすめスポットです。
旭川紋別自動車道・遠軽瀬戸瀬インターを降りて道道493号線を南に進むと、国有林に囲まれた一角にポツンと温泉が現れます。

まさに秘湯といった表現がぴったりな温泉です。
中に入るとタイムスリップしたかのようなレトロ感が味わえますので、遠軽に来た際にはぜひどうぞ。（写真2）


（写真2）瀬戸瀬温泉

おわりに

瀬戸瀬森林事務所に着任して二年間、少しでも担当区内の状況を良くしようと業務を進めてきました。
林業はすぐに結果が出る仕事ではありませんが、先人から引き継いだ森林を少しでも良い形で次に引き継げるよう今後も努力していきたいと思います。

網走西部森林管理署 瀬戸瀬森林事務所 住所：北海道紋別郡遠軽町大通北4丁目1ｰ1 電話：0158-49-2100