広大な国有林の最前線・森林事務所に勤務し、国有林を守り育てている森林官から届いたメッセージ紹介します
こんにちは森林官です!(美瑛森林事務所)上川中部森林管理署 美瑛森林事務所 首席森林官 織田 英明地域のご紹介美瑛森林事務所は、北海道の中心部、上川総合振興局管内の美瑛町に所在しています。美瑛町のなだらかな波状丘陵地帯では畑作が中心に営まれ、作物の違いによりパッチワークのような景観に魅せられます。 また、大雪山国立公園の十勝岳連峰の大部分が町内に所在し、荘厳な景観も楽しめます。 その他にも見所がたくさんあることから、夏季を中心に多くの観光客の皆さんが訪れる観光地です。 白金地区にある白鬚の滝 小麦、甜菜、豆類、馬鈴薯などの畑作農業を基幹産業としながらも、近年は「日本で最も美しい村」連合の取り組みをはじめとした、美しい景観を次の世代に伝える取り組みも行っています。 美瑛富士と美瑛岳 美瑛森林事務所の概要美瑛森林事務所は、美瑛担当区、朗根内担当区の二つの担当区を担っており、美瑛町の東側及び南西部に位置し、合わせて約2万haの国有林を管轄しています。なお、美瑛町内の国有林については、西神楽森林事務所が担当する志比内担当区分を合わせると3万haを超える広大な面積となります。首席森林官と地域技術官それぞれ1名の計2名の職員で各種業務を行なっています。 これからの林業12年ぶりの森林事務所勤務となりますが、基本的な業務内容は以前と変わっていません。しかし、電子機器を使用する若しくは使用しなくてはならない作業が格段に増えております。 IT化が今後益々進んでいくことになるかと思いますが、この度、林業成長産業化構想技術者育成研修を受講することとなりました。 これは、ICT(情報通信技術)等を活用し10年、20年先の森林管理も視野に入れた路網整備等を含む地域特性に応じた森林資源利用の構想を作成するための知識や技術を身につけた技術者の育成を目的として行われているものであり、受講者の対象は、国有林職員に限らず、自治体職員や森林組合、民間企業の職員まで幅広くなっています。 「きつい・汚い・危険」の通称3Kのイメージである日本の林業が、ICT活用により大きく変わる転機を迎えようとしております。 具体的にICTで何ができるのか等は、この紙面上ではお伝えできるボリュームではありませんので、ご興味のある方は、是非検索いただければと思います。 最後に当事務所に赴任してまだ半年も経っていませんが、各種事業が次々に行われており、目の前の業務の処理に追われております。今はまだ地域の林業の実情も把握できていない状態ではありますが、地域にも貢献できる期待される国有林となれるよう、研修をしっかりと受講し、地域に活かせるように研鑽を積んで参りたいと思います。 遡上してきたサクラマス
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