
広大な国有林の最前線・森林事務所に勤務し、国有林を守り育てている森林官から届いたメッセージ紹介します
こんにちは森林官です!(大滝森林事務所)
後志森林管理署 大滝森林事務所 首席森林官 井田智弘
森林事務所の概要
大滝森林事務所は伊達市大滝区(旧大滝村)、壮瞥町、洞爺湖町の1市2町にまたがり、約1万4千ヘクタールの国有林を管理しています。 森林事務所が所在する伊達市大滝区は、積雪量が少なく温暖な気候から『北の湘南』とも言われている伊達市とは打って変わり積雪が多く、最低気温も-20度を下回る日がある豪雪の地にあります。
国有林を楽しもう♪
当管内には北海道百名山に選出されているオロフレ山、徳舜瞥山があり、ともに往復3時間程度で登山が楽しめる初心者にやさしいコースとなっています。 また、20~30年周期で噴火を繰り返している活火山の有珠山、噴火活動により形成されたカルデラ湖の洞爺湖。その湖に浮かぶ中島についても当森林事務所で管理しています。
そこでこんな観光プランを立ててみました。 名付けて「大滝国有林満喫1泊2日コース」
1日目の朝、まずは徳舜瞥山登山。晴天であれば、羊蹄山はもちろんのこと渡島半島まで見渡せます。下山後は、北湯沢温泉郷にて日帰り入浴。疲れを癒やした後は昭和新山に向かい、ロープウェイで有珠山山頂を目指しましょう。 山頂からの景色は北に羊蹄山、洞爺湖、南に噴火湾を一望でき、どこを向いても絶景が楽しめます。この後、洞爺湖沿いの温泉宿にて1泊。
2日目は、洞爺湖の中島まで遊覧船で向かい、今年オープンしたばかりの「中島・湖の森博物館」で洞爺湖の自然や歴史を学び、その後は中島散策に出掛けましょう。 おすすめは中央部にある大平原。周りは森林に囲まれているのに、この一区画のみ樹木が育ちにくい環境となっています。
また、ここ大平原は道内屈指のパワースポットらしいので、神秘のチカラを感じに行ってみましょう。 帰りには洞爺湖周辺の果樹園で、その季節ごとの果物狩りを体験し、大滝の名物でもある、「きのこ汁」をご賞味ください。たくさんのキノコ・山の幸をお土産にして帰宅。
いかがでしょうか?参考にしていただければ幸いです
 大平原から望む羊蹄山
森林事務所の業務
現在の業務は、主に間伐木を伐採し丸太にするまでの行程を一手に担う、素材生産事業の監督、植栽した樹木の生長を促すよう下草の刈り払いやつる類の除去を施す造林請負事業の監督検査業務を行っています。 中でも造林請負事業では、平成28年台風10号通過により風倒被害が発生した人工林を再生すべく、被害木の整理から始まり、雑草や灌木等を取除く地拵という作業をした後に、苗木を植栽するまでを一貫して行う事業などを実施しており、今年度は約5ヘクタールを予定しています。
 風倒被害地の再生状況(令和2年度植栽)
おわりに
新型コロナウイルス感染症の終息が見通せず、コミュニケーションがとりにくい環境下ではありますが、地域と国有林とのパイプ役として産業や防災・減災に貢献していきたいと考えております。 コロナ禍が収束したのちは風光明媚な大滝国有林に是非とも足を運んでください。
後志森林管理署 大滝森林事務所
住所:北海道伊達市大滝区本町12 電話:0142-68-6051
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お問合せ先
総務企画部企画課ダイヤルイン:050-3160-6271
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