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北海道森林管理局

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    こんにちは森林官です!

    広大な国有林の最前線・森林事務所に勤務し、国有林を守り育てている森林官から届いたメッセージ紹介します 

    こんにちは森林官です!(双珠別森林事務所)

    上川南部森林管理署 双珠別森林事務所 首席森林官 中永弘雄

    占冠村の紹介

    双珠別森林事務所は、上川総合振興局管内南部の占冠(しむかっぷ)村にあります。
    占冠村は、北海道のほぼ中心に位置しており、村の総面積約5万7千ヘクタールのうち、約94%の5万3千ヘクタールが森林となっており、その森林の、約90%が国有林です。

    占冠村の基幹産業は、農林業で、グラニュー糖の原料となるビートの作付けや酪農などが盛んで、占冠村の特産の山菜も道の駅「自然体感しむかっぷ」等で販売されています。
    観光においては、雲海テラスやスキー場で有名な星野リゾートトマムなどがあり、道内外から観光客が訪れています。

    森林事務所の概要

    当森林事務所は、占冠森林事務所との合同森林事務所であり、うち占冠村南西に位置する、双珠別・仁々宇(ににう)担当区の約2万1千ヘクタールの国有林を管理しています。
    仁々宇担当区部内に遊々の森・自然体感ニニウの森(面積約7ヘクタール)が設定されており、区域内には遊歩道が整備され、占冠村と体験活動に関する協定を締結して、地元小学校との森林教室
    を開催するなど野外教育活動の場として活用されています。

    遊遊の森
    遊遊の森(奥に見えるのがカツラの巨木)

    森林事務所の仕事

    森林官の業務は、森林現況把握のための地況林況調査や林野巡視、請負事業の監督業務、境界巡検等といった現場業務が中心です。
    4月は融雪期における林野巡視や林道点検が主な業務ですが、林道点検においては残雪に加え、3月初旬の低気圧の影響による暴風雪で、林道上の至る所に倒木や枝が落ちていて、1路線処理するのに半日要するときもありました。

    5月の連休明け以降は、下刈など造林請負事業が最盛期を迎え、監督業務が主な仕事になります。

    ドローン撮影による林況写真
    ドローン撮影による林況写真

    占冠村との共同土場

    「土場」とは、伐採した丸太を集積するための場所を言いますが、山元の伐採現場周辺の林道や作業道沿いに集積する「山土場」のほか、森林事務所近くに占冠村と共同で使用している「共同土場」があります。
    令和元年7月に占冠村と上川南部森林管理署で、占冠地域の森林・林業の再生及び地域振興並びに木質バイオマスをはじめとした資源の安定的・持続的な供給のため、村有林と国有林が連携して森林整備に取り組むことを目的に森林整備協定を締結し、その一環で、「共同土場」が整備され、占冠村内の村有林・国有林から産出した丸太を搬入し、販売の活性化や販路の拡大を図り、地域の林業の活性に取り組んでいくこととしています。

    共同土場の丸太集積状況
    共同土場の丸太集積状況(手前中央)

    おわりに

    占冠村も6月に入ると、急に暑い日が多くなり、汗だくになる中、ダニ・蜂対策はもちろんのこと、熱中症対策に加え、新型コロナウイルスの感染対策もしながら、現場作業に従事していきたいと思
    います。

    上川南部森林管理署 双珠別森林事務所

    住所:北海道勇払郡占冠村中央
    電話:0167-56-2803
     

     

    お問合せ先

    総務企画部企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271

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