こんにちは森林官です！（野花南森林事務所）

芦別市の紹介

私の勤務する空知森林管理署野花南森林事務所は空知管内の芦別市にあり、星の降る里として星が美しく眺められる自然豊かな所です。
夏には1トンもの山笠が駆け抜ける芦別健夏まつりが行われ、郊外には2本の滝が一つの流れとなる「夫婦滝」や推定樹齢1700年のイチイの巨樹で北海道指定天然記念物の「黄金水松」、三段の奇岩を流れ落ちる「三段滝」等の景勝地があります。


芦別市の全域図

芦別市の面積約8万7千ヘクタールのうち88％が森林となっておりますが、その内91％、約6万9千ヘクタールの広大な国有林を芦別地区の地域統括森林官をはじめとする十名の職員が日々管理しています。


丸山と丸山ダム

当野花南森林事務所では、その芦別地区のうち野花南担当区の約8千5百ヘクタールを行政専門員と2名で管理しています。
管内には綺麗な円錐形の姿を見せる丸山があり目を引きます。

森林事務所の仕事

私は、昨年、初めて森林官となり、現場業務に携わっていますが、春には雪解け後の林道点検や林野巡視、また、長い距離を歩く境界巡検、夏には下刈りなどの造林作業の監督ほか、多数の箇所で行った地況・林況調査が体力的にとても大変でした。慣れない長靴を履いての林内歩行では何度転んだか数えきれません。
汗だくになりながら必死に同僚と共に歩きながら調査を行う毎日でしたが、終わった後は、とても気持ちの良い達成感を味わうことが出来ました。

今まで遠くから見ていただけの森林ですが、いざ林内に入って仕事を行っていると、森林は多種多様な樹種や植生などで構成されていることをあらためて実感しました。
また、これまで諸先輩方が植え、手入れを行ってきた一本一本の木が、よくここまで大きく成長したものだと心から感心してしまいました


ある日の林内

おわりに

森林官となって1年程度の経験では、様々な場面で判断に窮し、困惑することが多々あります。
しかし、この日々の経験を将来につなげる一歩として自分のものにしながら、この豊かな森林を適切な保全管理を行いつつ次世代につなげていけるよう、これからも頑張っていきたいと思います。