広大な国有林の最前線・森林事務所に勤務し、国有林を守り育てている森林官から届いたメッセージ紹介します
こんにちは森林官です!(古丹別森林事務所)留萌南部森林管理署 古丹別森林事務所 首席森林官 本間秀樹クリーンな食とエネルギーを産み出している町古丹別森林事務所は、北海道北西部留萌管内の中ほどに位置する苫前町に所在しています。 また、再生可能エネルギー自給率、食料自給率共に高く、「永続地帯(※)」として北海道内で1位、全国では9位になっています。 森林事務所の業務概要古丹別・三渓合同森林事務所は、苫前町の森林面積約38,400ヘクタールの内、80パーセントを占める約30,800ヘクタールの国有林を管理していおり、日々、造林地内の造林木の生育調査、造林木育成のためのササ刈りや間伐、事業実行に不可欠な林道の維持・管理や、苫前町の子供たちに山や木のことを知ってもらうための森林教室を行っています。 そのような中で、意外に思われるかもしれませんが、国有林では以前から若い造林地で野ねずみの生息数調査を行ってきています。
私は造林、間伐といった直接目にみえる事業や、これら事業を計画するために欠かせない造林地の生育調査は大変重要と思っていますが、せっかく植えた苗木を枯らさないための業務も地味ながら、同様に重要であると森林官として直接現場の業務に携わる中で強く感じています。 日本獣害史上最悪の三毛別羆事件のあった町大正4年12月にヒグマが民家を襲撃し、死者7名、負傷者3名の被害が発生しています。現在の地名「三渓(さんけい)」に、三毛別羆事件復元地があります。 私たち国有林の職員は仕事で山に入りますが、木の爪痕、新しい糞や足跡等の痕跡があった場合や、うなり声など気配を感じたら直ちに下山し、安全な別の現場に移動します。
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