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北海道森林管理局

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    こんにちは森林官です!

    広大な国有林の最前線・森林事務所に勤務し、国有林を守り育てている森林官から届いたメッセージ紹介します 

    こんにちは森林官です!(上士幌森林事務所)

    十勝西部森林管理署 東大雪支署 上士幌森林事務所 森林官 阿部 博之

    管内の概要

    上士幌森林事務所が所在する上士幌町は、北海道十勝地方の北部にある大雪山国立公園の東山麓に位置し、上士幌町の総面積69,423ヘクタールの約76%を占める53,252ヘクタールが森林地帯となっており、とても自然豊かな町です。

    町内における国有林の面積は、森林面積の約89%に相当する47,398ヘクタールとなっており、その国有林を上士幌・糠平・三股の3つの森林事務所で管理しています。

    タウシュベツ川橋梁
    ナイタイ高原牧場(総面積約1,700ヘクタール)

    上士幌町は酪農や畑作などの第一次産業を基幹産業としていますが、北海道遺産であるタウシュベツ川橋梁、日本一広い公共牧場のナイタイ高原牧場、源泉かけ流し温泉のぬかびら源泉郷、日本一歴史のある上士幌バルーンフェスティバルなど、観光もとても盛んな町です。

    なかでもタウシュベツ川に架かるタウシュベツ川橋梁(通称めがね橋)は糠平湖の水かさが増える6月頃から湖面に沈み始め、8月頃には湖底に沈みます。水かさが減る1月頃から凍結した湖面に再び姿を現すため、幻の橋といわれ、毎年全国から多くの来訪者があります。

    タウシュベツ川橋梁
    タウシュベツ川橋梁

    また、レクリエーションの森である、ぬかびら野外スポーツ地域内にあるぬかびら源泉郷スキー場は国内最上質のパウダースノーで初心者から上級者まで対応したバラエティ豊かなコースが揃っています。スキーの後は温泉に浸かって疲れた体をリフレッシュ出来ます。

    森林事務所の業務

    上士幌森林事務所部内では人工林の多くが主伐期を迎えることから、森林の公益的機能を持続的に発揮するため、天然力を活用した多様な森林づくりを進めており、また、主伐時に使用した林業用機械を地拵に使用する「一貫作業システム」を導入して森林整備におけるコスト縮減にも取り組んでいます。

    大型機械を使用して伐採、地拵えを行った事業地(一貫作業システム)
    大型機械を使用して伐採、地拵えを行った事業地(一貫作業システム)

    このほか森林官の業務は様々あり、森林資源等を把握するための地況林況調査や、国有林と民地の境界を確認する境界巡検、森林の野ネズミ被害を防止するための野鼠調査、植付けや、植栽木の成長を妨げる雑草やササ等を刈り払う下刈り、間伐等の各種請負事業の監督・検査業務等なども実施しています。

    また、事業実行に欠かせない林道や作業道に異常が無いかを常に意識し、融雪後や大雨の後には速やかに点検を実施して安全に通行が出来るよう努力しております。

    エゾシカの狩猟期には注意喚起の「のぼり」や看板を、林道や作業道の入り口に設置するとともに、平成30年に発生した、痛ましい狩猟事故を二度と起こさせない為にも日々のパトロールに力を入れています。

    おわりに

    上士幌森林事務所に配属になり2年目を迎えました。初めての土地ということもあり、色々と不安もありましたが、今後も国有林野の管理経営に日々努力していきたいと思います。



    十勝西部森林管理署 東大雪支署 上士幌森林事務所

    住所:北海道河東郡上士幌町字上士幌東3線231
    電話:01564-2-3219
     

     

    お問合せ先

    総務企画部企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271

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