2019年9月
富良野発!十勝連峰GSS山岳便りBLOG

9月22日(日曜日) 曇り 十勝岳温泉歩道入口~上富良野岳~上ホロ避難小屋 巡視
本日、天候は良くありませんでしたが、紅葉のシーズン中の連休とあって、駐車場は大勢の登山者の車で賑わっていました。
上ホロ分岐には紅葉狩りを楽しむ方々が休息を取っていました。
富良野岳肩まで高度が上がると、霧が立ちこめ視界が悪く、歩道の脇に雪が積もっていました。
上富良野岳から上ホロ避難小屋に至るルートには、歩道に雪が積もっている箇所もあり、この場所には足跡が残されていましたが、積雪と視界不良により道迷いの恐れもありますので、地図やGPS等で位置の確認をすることをお勧めします。
防寒着を着込んで、避難小屋から外に出た方が寒そうにしている姿が印象に残りました。
帰路、上ホロ分岐から登ってきたグループが上富良野岳山頂に着くと、これまで以上の強風と環境悪化のため、進退を相談していました
先日、十勝岳でルート喪失に伴う低体温症での事故が発生しました。この時期の山の天候は、事前に想定するより厳しい状況が多くなります。
装備不足や、環境変化による判断の遅れなどで、致命的な事故に繋がる恐れがありますので、的確な判断をお願いします。
9月21日(土曜日) 晴れ 十勝岳温泉歩道入口~富良野岳 巡視
この数日間寒波が入り込んだため、北海道の各地で初雪が観測され、富良野岳山頂付近もうっすらと冠雪していました。
今日は、大勢の入山者いましたが、度々ストックの先端にゴムキャップをされてない方をお見掛けしました。
植生保護にご理解、ご協力頂くようお願いいたします。
三峰山中腹の紅葉は丁度見頃を迎え、足を止めて見入ったり、写真を撮ったりする登山者の感嘆の声がいろんな場所で聞こえてきました。
富良野岳肩分岐では、雪が残り、冷たい風が吹きつけていたので、体感温度が低く感じました。
中央に見える十勝岳に連なる山々にも冠雪がありました。
富良野岳山頂では、大勢の登山者が眼下に広がる紅葉をバックに記念写真を撮っていました。
紅葉のシーズンはピークを迎えていますが、冬の訪れもそろそろやってきそうです。
9月14日(土曜日) 晴れ 曇り 十勝岳温泉歩道入口~富良野岳肩分岐付近 巡視作業
連休初日の十勝連峰は、すっきりしない空模様でしたが、紅葉シーズンと重なるとあって駐車場は満車となり、入山者も100名を超えていました。
上ホロ分岐から富良野岳肩分岐に至る三峰山直下の斜面は、全体的にはまだ紅葉している植生は少ないようでした。
昨今の日没後の冷え込みにより、チングルマが赤く染まり始めていました。
富良野岳肩分岐から三峰山へのルート上に設置した踏み荒らし防止の鉄杭設置により、歩道外への新たな踏み荒らしは発生していませんでした。
登山者の増加と共に、落とし物も増え始めます。
休憩中に使用したものをバックパックにしまい忘れる事も要因の一つだと思います。
休憩後は、自分の周りを再度確認するようお願いします。
9月13日(金曜日) 晴れ 芦別岳新道歩道入口~芦別岳 巡視
本日は、夕張山地に属する芦別岳の巡視を実施しました。
早朝は霧が立ちこめていましたが、日が昇ると共に秋晴れの素晴らしい好天に恵まれ、呻吟坂(しんぎんざか)を登り切った場所にある見晴台から、雲の上に十勝岳を始めとする十勝連峰の山々が見えました。
山頂に向かって右側には、夫婦岩と呼ばれる2つの岩の頂が見え始めます。(写真中央)
歩道入口から急な上り坂が続くため、芦別岳への中間地点である半面山で長めの休息を取り体力の回復と景観を堪能している登山者がいらっしゃいました。
更に進み雲峰山と呼ばれる標高約1570メートル付近から、芦別岳山頂を眺めた様子です。
山頂に至る歩道が確認出来ます。
山頂より南の方面を眺望すると、写真奥の中央に固有の高山植物が生育することで知られている夕張岳が見ることができました。
ゴミとして放置されたガラスの破片が落ちていました。
芦別岳はまだ紅葉の時期には少し早いようです。
これから紅葉のシーズンを迎え、入山される方も多くなると思いますが、自然な状態を維持できるようゴミの持ち帰りなどご協力をお願いします。
9月8日(日曜日) 晴れ 白銀荘歩道入口~三段山 巡視
本日の十勝連峰は快晴で、気温も30℃近くまで上がり、残暑が厳しい一日となりました。
ここから三段山や連絡路を通って十勝岳に向かう登山者は約30名でした。
雪解け直後から見続けたゴゼンタチバナも花期を過ぎ、赤い果実が熟していました。
標高が上がるにつれ、ウラジロナナカマドの葉が色づいていました。
十勝岳の上空には鱗雲がたなびいていました。
登山者が続々と山頂にたどり着き、残暑の中での登山の疲れを癒やしていました。
紅葉にはまだ少し早かったですが、登山者の方は山頂からの景色を満足そうに眺めていました。
帰路、外国人登山者からルートを尋ねられました。十勝岳や富良野岳だけではなく、三段山まで足を伸ばす外国の方も増えてきていますが、白銀荘歩道入口には、周辺の歩道入口より英語表記の案内が少ないように感じます。
今後、英語表記の地図や案内、啓発マナー等を説明する看板を設置する必要性を感じました。
9月6日(金曜日) 晴れ十勝岳温泉入口~富良野岳 巡視
今日の十勝連峰は、大変素晴らしい秋晴れとなり、日中は汗ばむ陽気になりましたが、秋の涼しい風が暑さを和らげてくれました。
富良野岳肩分岐付近では、少しずつですが木々の色が変わり始めていました。
富良野岳肩分岐からの眺望です。
写真手前右端に十勝岳と噴煙が、写真中央奥には、表大雪を見ることが出来ました。
ゴムキャップを使用していない、トレッキングポールの使用痕を確認しました。
一般の利用者にも随分浸透してきましたが、ゴムキャップを使用しない利用者も見られますので、引き続き登山ルールやマナーの啓発活動を行っていきます。
9月1日(日曜日) 晴れ時々雨 富良野ロープウェイ山頂駅~富良野西岳 巡視
先月から週末不安定な天候が続いていましたが、今朝は比較的安定した天候となりました。
このコースは山頂駅から北の峰稜線に合流するまで、急坂になっており、途中、ロープが設置されている場所もありますが、足元が大変滑り易くなっていますので、通行する際は十分に注意して下さい。
急坂を登ると、視界が広がり、リフト乗り場に到着します。
冬はスキーコースとなる場所には、アザミの仲間が盛期を迎えていて、その眼下に富良野市街を展望することができます。
富良野西岳山頂より芦別岳方面には雲がかかっていました。
このあとすぐに強い雨が降ってきたため、休憩していた登山者の方も足早に山を下りていきました。
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