2019年6月
富良野発!十勝連峰GSS山岳便りBLOG

令和元年6月30日(日曜日) 曇り後晴れ 原始ヶ原・芦別岳新道・旧道歩道入口 巡視
芦別岳旧道歩道入口
獣害対策のフェンスを越え、車で10分ほどのところに芦別岳旧道歩道入口があります。
芦別岳旧道歩道入口と入林箱です。
本日入林されている方はいませんでした。
芦別岳新道歩道入口
芦別岳新道歩道入口と入林箱です。
本日は、登山大会が開催されていたため、100名ほどの方が入林されているようでした。
また、ヒグマの目撃情報が多数寄せられていますので、ヒグマ対策を怠りなく入林されますようにお願いします。
原始ヶ原歩道入口
原始ヶ原歩道入口です。
駐車場には1台のマイクロバスが停まっていましたが、入林簿には記載がありませんでした。
入林する際は必ず記帳をお願いします。
原始ヶ原周辺もヒグマの目撃情報が多数寄せられています。
これから、登山シーズンとなりますが、ヒグマなどの獣害対策を怠りなく入林されますようにお願いします。
令和元年6月29日(土曜日) 曇り 十勝岳温泉歩道入り口~富良野岳 巡視
どんよりとした曇り空の中、朝から駐車場は満車になっていて、大勢の方が入山されていました。
上ホロ分岐から富良野岳肩分岐までは、写真中央にそびえる三峰山の中腹を横切るように通行します。
写真左奥側には、上ホロカメットク山が見ることができます。
富良野岳肩分岐から十勝岳方面の様子です。
山裾は雲海にすっぽり隠れていましたが、山頂付近を見ることができました。
富良野岳肩分岐から、富良野岳に向かうルートは木の階段を上ります。
こちらは、山の稜線を辿って三峰山を経由し上ホロカメットク山に至るルートです。
富良野岳山頂付近では、ルートが不明瞭のため踏み荒らしが発生していました。
今後、ルートを明確にするため、鉄杭などの設置作業を行います。
富良野岳山頂ではたくさんの登山者の方が昼食休憩されていました。
奥には十勝岳を見ることができました。
令和元年6月28日(金曜日) 曇り一時雨 原始ヶ原歩道入口~林間コース~原始ヶ原 巡視
本日は地元の市立麓郷中学校の皆さんと原始ヶ原の合同パトロールを実施しました。
毎年、歩道の整備や清掃、自然環境保護における実践力の養成などを目的として合同パトロールを行っています。
先日雨のため中止になった富良野岳安全祈願祭も本日行われました。
安全祈願祭が終了した後、合同パトロールの出発式が行われました。
道中を安全に進行するための注意、体調管理などを確認し、原始ヶ原歩道入口より合同パトロールを開始しました。
歩き慣れない山道を歩いたためか、汗を拭いたり、水分を補給したりして、不動の滝で休憩をとりました。
歩道入口から、原始ヶ原までの歩道脇では、群生したゴゼンタチバナの白い花が目に映りました。
天使の泉では、水筒に冷たい湧き水を汲んでいました。
徒渉箇所では、沢にかかる木の上を確かめながら慎重に渡っています。
約2時間掛けて原始ヶ原に到着しました。
中学生の皆さんは思い思いのポーズで写真を撮っていました。
ここでは、1時間程の休憩を取って入口に戻ります。
帰路では慎重に通過した沢もスムーズに渡り、山道もたいぶ慣れた様子でした。
無事に歩道入口に到着し、解散式を行いました。
今回の体験を山の環境や植生への理解と興味に繋げてほしいと思います。
令和元年6月23日(日曜日) 曇り後晴れ 白銀荘歩道入口~三段山 巡視
本日は、白銀荘歩道入口から三段山までの巡視を行いました。
歩道は、所々足場が悪いところや滑りやすいところもありますので、通行する際は注意が必要となります。
ハイマツ帯をしばらく上ると、視界が開けて十勝岳を見渡せます。
十勝岳に残っている雪渓もだいぶ小さくなりました。
歩道脇には、ショウジョウバカマが咲いていました。
こちらは、キバナシャクナゲです。
三段山山頂は、十勝連峰からの風はとても強く吹いていました。
写真の右側にそびえているのが十勝岳です。
山頂からは上富良野市街を見ることができました。
令和元年6月22日(土曜日) 曇り後雨 白銀荘歩道入口~十勝岳連絡路分岐 巡視
本日は、白銀荘から十勝岳に向かう連絡路の巡視を行いました。
渡渉箇所です。
沢の深さは足首ほどあり、流れが速いので、足を取られないように注意して歩行して下さい。
白銀荘からの連絡路と望岳台から十勝岳への登山路の分岐点です。
分岐点付近から十勝岳方面を見ると雲が十勝岳を覆っていて、十勝岳避難小屋も白いガスに包まれていました。
歩道脇にはたくさんの植物が咲いています。植生保護のため、トレッキングポールの先端にはゴムキャップの着用をお願いします。
令和元年6月21日(金曜日) 晴れ後曇り 十勝岳温泉歩道入口~上ホロ避難小屋 巡視
朝の十勝岳温泉歩道入口は日差しがふりそそいでおりますが、天気予報では昼過ぎからの雨予報が影響したのか、駐車場に登山者の姿が見当たりませんでした。
前回より随分雪解けがすすみ、雪渓が小さくなっていますが、雪渓の下から水の流れる音が聞こえる箇所もありますので、雪渓を歩くときには踏み抜きに充分注意して通行をお願いします。
上ホロ分岐から上富良野岳方面に10分ほど進むと、大きな雪渓が現れます。歩道が雪に埋もれているため、ルートから外れてしまう恐れがありますので、雪渓に残っている足跡や周りの目印、また地図やコンパス、GPSなどでルートを確認しながら進んで下さい。
雪渓を超えると通称300階段と呼ばれる木の階段を上ります。
階段を上りきると、安政火口の上に出ます。
上富良野岳の山頂に近くになると、歩道の脇に高山植物が咲いている姿を見ることができます。
チングルマ
イワウメ
上富良野岳山頂は晴れていて、写真中央に富良野岳がはっきり見えました。
上富良野岳より稜線を30分ほど歩くと、上ホロカメットク山に着きます。
十勝岳が見渡せ、写真左側に活動中の噴煙が確認できました。
上ホロ避難小屋の廻りには、コメバツガザクラが群生しています。
コメバツガザクラ
植生保護のためのロープの内側に入らないようにご協力をお願いします。
令和元年6月16日(日曜日)雨一時曇り 十勝岳温泉、白銀荘、望岳台各歩道入口 巡視
十勝岳温泉歩道入口
雨混じりの強風が吹く中、歩道入口の駐車場には数台の車が停まっていましたが、登山客の姿は見当たりませんでした。
雨混じりの横風が凄まじく、白い雲がすごい勢いで流れていました。
白銀荘各歩道入口
こちらの歩道入口では、小雨がぱらついており、山の方は白い雲で覆われていました。
歩道入口の駐車場では、天候などの状況から、登山を中止する方が多くいらっしゃいました。
望岳台歩道入口
望岳台の駐車場は、やや強めの風が吹いていましたが、登山客姿の方が数名十勝岳の方に登っていくのを見受けられました。
山は雲に覆われ、風はここ以上に強く吹いていることが予想されます。
強風などによる滑落、低体温症にならないための着替えの準備など、登山をされる際は、注意を怠ら無いようお願いします。
令和元年6月15日(土曜日)曇り 富良野ロープウェイ山頂駅歩道入口~富良野西岳 巡視
本日は、富良野ロープウェイ山頂駅にて開催された富良野西岳の安全祈願祭に参加した後、富良野西岳までのルート巡視を行いました。
安全祈願祭は関係者、一般参加の方が50名ほど参列されていました。
山頂駅から富良野西岳方面を見ると白い霧に覆われていました。
稜線に出ると風が強くなり、周囲は霧に包まれていました。
富良野西岳までの歩道は、とてもきれいな状態でした。
山の中腹の水たまりになっている湿地にはエゾノリュウキンカが花を咲かせていました。
富良野西岳の山頂の様子です。風が強く体感温度は低く感じました。また、霧も濃いため、周りの視界もほとんどありませんでした。
令和元年6月14日(金曜日)晴れ 原始ヶ原、十勝岳温泉、白銀荘各歩道入口 巡視
本日は、ここ最近の肌寒い天候から一転、初夏を思わせる晴天の中、今週末山開きとなる各歩道入口の巡視を行いました。
原始ヶ原歩道入口
原始ヶ原周辺はクマの痕跡も多いため、歩道入口に注意を促す看板が設置されています。
入林される際は、鈴を携行するなどクマ対策が必要です。
十勝岳温泉歩道入口
入口の駐車場には20台ほどの車が停まっていました。
白銀荘歩道入口
歩道入口より三段山がきれいに見えています。
夏のシーズンに近づくにつれて賑わいを見せると思われます。
令和元年6月9日(日曜日)晴れ一時曇り 山部自然公園太陽の里自然散策路沢コース 巡視
本日は、山部自然公園太陽の里キャンプ場に隣接する自然散策路を巡視しました。
現在、尾根コースは閉鎖中のため、沢コースのみ散策することができます。
キャンプ場の入口に、隣接しているパークゴルフ場内でのクマの出没情報と注意喚起の看板が設置されています。
赤い鉄橋を渡り、対岸の第2キャンプ場に向かいます。
沢コースには、獣害対策のために設置されたフェンスがあります。
散策路の脇にゴミが落ちていました。ゴミは各自持ち帰るようお願いいたします。
令和元年6月8日(土曜日)晴れ時々曇り 芦別岳旧道入口~ユーフレ小屋 巡視
本日は、芦別岳の旧道入口からユーフレ小屋までを巡視しました。
林道の終点は小さなスペースがあり、車が駐車できます。
オオバキスミレが歩道の脇に咲いていました。
所どころ道が狭くなっており、滑りやすい箇所がありますので、通行される際は十分な注意が必要です。
芦別岳山頂に向かうコースと覚太郎コース(ユーフレ小屋)の分岐点です。
ユーフレ小屋の外観です。
令和元年6月7日(金曜日)曇り 十勝岳温泉歩道入口~安政火口 巡視
昨夜降った雨の影響か歩道入口には登山客らしい人影はありませんでした。
十勝岳温泉歩道入口に新しく設置された入林箱です。入林される際は必ず記入をお願いします。
一部の区間に雪渓が残っているものの歩道の殆どが融雪したため、道に迷う恐れはなさそうです。
安政火口と富良野岳との分岐点です。
富良野岳方面は厚い雲に覆われていました。
安政火口へのルートは、写真の赤い矢印の方向ですが、右上にもルートがあるように見えるため、登山客が間違える恐れがありますので、次回の巡視時に鉄杭等を設置します。
硫黄の匂いが漂い、至る所で小さな穴から噴気が噴き出す安政火口です。
令和元年6月2日(日曜日)晴れ白銀荘歩道入り口~十勝岳連絡路~十勝岳避難小屋巡視
今日は、昨夜降っていた雨が止み、晴天に恵まれました。
白銀荘歩道入り口のそばにあるキャンプ場にはテントを利用していた方がいました。
歩道の脇には、イソツツジが蕾を膨らませていました。
もうしばらくすると開花が始まりそうです。
白銀荘歩道入り口から十勝岳連絡路に至るルートには、まだ多くの雪が残っており、歩道が確認出来ません。また雪渓の下に空洞ができているため、踏み抜きにも注意が必要です。
最近の雨と雪解け水の影響で、沢の水量が多く流れもが速いため、沢を渡る際は、足を取られないよう十分注意してください。
十勝岳避難小屋です。
内部の様子です。
整理整頓されていて常に使用可能な状態です。
登山客が休憩されていました。
令和元年6月1日(土曜日)晴れ時々曇り原始ヶ原(林間コース)巡視
今年も、富良野GSS業務が始まりました。主に十勝連峰の十勝岳(2077m)より、2000m級の山々を経て南西の端、原始ヶ原に至る範囲の巡視を行います。
今日は、歩道入り口から原始ヶ原までの巡視を実施しました。
新緑の季節となり、多くの植生が芽吹き花を咲かせ始めています。
歩道付近では、ムラサキヤシオツツジなど樹木の花が咲いていました。
林間コースの歩道は、周囲に繁茂する笹が刈り払いされており、見通しも良く快適に通行できます。
山中の給水所として、広く知られる天使の泉では、冷たい湧き水が流れていました。
今年も多くの方が利用することと思います。
林間コースから、滝巡りコースへ派生する分岐点の様子です。
向かって右の滝巡りコースは、沢の徒渉箇所が多く損壊しており、現在閉鎖となっていますので、十分注意してください。
左の沢沿いコースを進むと一部に雪が残っていましたが、1週間程で全てが無くなっているものと思われます。
原始ヶ原に到着し、富良野岳を望んだ様子です。山の斜面に残る、大きな雪渓がこの位置からでも確認できます。
ミズバショウが花期を迎えていました。
歩道の脇に咲くため、踏まれることが多い植物ですので、通行される際は踏まないよう注意をお願いします。
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総務企画部 企画課
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