2020年8月
暑寒別山系発!GSS活動日誌
令和2年8月27日(木曜日)晴れ 暑寒別山系パトロール
今日は、当署の署長等と共にクマの痕跡確認等を中心として、入山者から情報提供があった範囲で巡視を行いました。
登山道上にマウンテンバイクのタイヤ痕がありました。
暑寒別岳に通じる箸別歩道は、国定公園内の車馬等乗入れ規制地域となっており、許可なく車両等を乗入れることは禁止されています。
他の入山者と衝突する危険性や、登山道脇の植生を荒廃させる原因にもなりますので、乗入れはおやめ下さい。
秋の気配です。ヤマブドウの葉が若干色づいてきました。
ツタウルシの葉もだんだんと暗赤色に変化してきました。
ミズナラの若木にもドングリの実がなってきました。
8月24日に確認したクマの糞です。
今日歩いた範囲では新たな痕跡は見当たりませんでしたが、登山道付近に居着いているのは間違いありませんので、通行の際は万全のクマ対策をお願いします。
キノコ類が数多くなっていました。
コガネテングタケ
ベニテングタケ
ウラベニイロガワリ
令和2年8月24日(月曜日)晴れ 暑寒別山系パトロール
今日は、二合目まで巡視を行ってきました。
箸別歩道は最近クマの出没が非常に多く、一般入山者からの痕跡確認・目撃情報が多く寄せられており、今日の巡視でもクマの痕跡が多数見受けられました。
今の時期はクマの餌となる「生り物」が少ないことから、餌を追い求めて広範囲に移動しているものと思われます。
入山される際は、クマよけ鈴を身につけホイッスル・クマ撃退スプレーを携行するなど、クマ対策に万全を期すと同時に、クマの気配・痕跡を確認したら無理をせず引き返すなど、適切な行動をお願いします。
登山道脇に「タマゴタケ」がありました。
クマが倒木の樹皮を剥ぎ、アリ・幼虫を食したと思われる痕跡がありました。
登山道入口から二合目の間で、クマの真新しい糞が10箇所以上ありました。
入山者の情報提供により、登山道をふさぐ倒木を確認したため、通行できるよう処理を行いました。
処理前
処理中
処理後
入山者の皆様、今後もクマ情報や登山道上で異常を見かけましたら、入山者名簿に記載していただくか、留萌南部森林管理署に連絡を頂ければ助かります。
よろしくお願いいたします。
令和2年8月5日(水曜日)曇り 暑寒別山系パトロール
今日は一合目まで巡視を行いました。
留萌地方は本日未明2時頃から、1時間に40ミリメートルを超えるゲリラ豪雨に見舞われました。
このため、登山道の足元は非常に悪く、場所によっては大きな水たまりも存在していました。
改めて、自然の力に驚かされるのと同時に、登山時にはいつ天候が急変するか分かりませんので、皆さんも常に心構えと準備を怠らないようにお願いします。
登山道の比較的窪地にできた水たまりです。
水深は40センチメートル程度で、当面、入林される際は長靴の利用を検討されることをお勧めします。
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