知床半島発!ウトロ・羅臼GSS通信(2024)

令和6年6月29日(土曜日)ヒグマ目撃情報アンケート設置
今日はヒグマ目撃情報アンケート設置のため、まずは羅臼岳の羅臼温泉登山口へ向かいます。
道中、知床峠からは羅臼岳が山頂までくっきりと見えました。
羅臼岳ではハイシーズンになり入山者が増えると、ヒグマとの遭遇も増えてきます。ヒグマの目撃情報を共有するため、利用者の皆様にはヒグマ目撃時に簡単なアンケートをお願いしています。
私たちは、頂いたアンケートをもとにヒグマ目撃情報をとりまとめ、入林箱に掲示しています。
次に、熊越の滝を巡視しました。
駐車場から400mほど歩くと熊越の滝が見えます。清涼感のある良い場所です。
こちらも名前に「熊」の名がついているとおり、ヒグマと遭遇することもありますので、クマスプレー等の携行をお勧めします。
午後からはウトロ側の岩尾別登山口・硫黄山登山口にもヒグマ目撃情報アンケートを設置しました。
知床はヒグマとの遭遇が頻繁にありますので、事前に最新の情報を確認してからの入山をお願いします。
令和6年6月27日(木曜日)羅臼湖三の沼展望台設置
前日までの肌寒さとは打って変わり、少し汗ばむ陽気になり、知床も本格的な夏の到来を迎えそうです。
今回は羅臼湖三の沼に、冬季撤去していた展望台を再設置します。
展望台の設置マニュアルを確認しながら、順を追って慎重に作業を進めていきました。
同時並行で、歩道の周りにロープを設置しました。このロープは、利用者が誤って歩道を外れ、植生を損傷することがないように誘導するために設置しています。
展望台とロープの設置が無事終了しました。
積雪による損傷を避けるため、今年も知床峠が冬季通行止めになる前には解体します。
当日は天候に恵まれ、羅臼岳が綺麗に姿を見せてくれました。
この展望台からは、風のない日には見事な逆さ羅臼を見ることができます。
羅臼湖へお越しの際は、ぜひ展望台からの景色も楽しんでください。
令和6年6月19日(水曜日)羅臼岳登山道整備イベント
この日はウトロ自然保護官事務所主催の羅臼岳登山道整備イベントに参加しました。
講師から整備の手順やポイントを一通りレクチャーいただいたところで、2班に分かれて作業開始です。
今回の整備箇所はこちらになります。
班のメンバーとどのように整備していくのか考え、まず完成イメージを共有してから、必要な資材を荷揚げしました。
今回の整備では近自然工法による木柵階段工を設置します。
水の流れを予想し、のり面への影響も避けられるように設置しました。
目標としていた段数を設置する前に時間切れとなってしまいましたが、イメージに近い形で作業を進めることが出来た点は良かったです。
次回の羅臼岳登山道整備イベントは秋頃です。
より良い整備ができるように努力したいと思います。
令和6年6月7日(金曜日)羅臼湖・羅臼岳入林箱設置
知床GSSの活動がスタートしました。
今年も知床半島の国有林巡視を行います。よろしくお願いします。
この日は羅臼湖と羅臼岳(羅臼温泉登山口)の入林箱設置を行いました。
車から入林箱を降ろし、まずは羅臼温泉登山口に設置します。
一旦麓に戻り、羅臼湖の入口看板・入林箱を積み込んで今度は羅臼湖へ向かいます。
作業は滞りなく進み、羅臼岳に見守られながら無事終えることができました。
羅臼湖歩道の利用に当たっては、植生保護のため長靴の着用をお願いしています。
皆様のご協力のほどよろしくお願いします。
お問合せ先
計画保全部 計画課
ダイヤルイン:050-3160-6283