知床半島発！ウトロ・羅臼GSS通信(2023)

令和5年11月20日（月曜日）防鹿柵の巡視

前週に強風が吹き荒れたため、すべての防鹿柵の巡視を再度行いました。

今日で今年のGSSの現場作業は終了となるため、補修は行わず倒木の有無を一通り確認しました。

すべての防鹿柵を回り終えると目の前にウソが飛び出してきました。
ほっぺのピンク色と丸みを帯びたボディが可愛く、癒されました。

今年のGSS業務を労ってくれているように思えなくもありません。

以上をもちまして、今年の知床GSSは終了となります。
ご覧いただきありがとうございました。

令和5年11月16日（木曜日）知床ボランティア活動施設・展示パネルの補修

11月は巡視先の道路が通行止めになったり、悪天候が続いたりと思うように巡視できない日もあります。

今日は知床ボランティア活動施設に設置している顔はめパネルの塗り直しを行いました。
先代のGSSの方が手掛けてくれたのですが、経年劣化で大分色が剥げてきてしまったので補修していきます。

考えることが多く、なかなか面白い作業です。

色を塗り終えた後はラッカーでコーティングしていきます。

無事に補修が終わりました。
作業前後を比べると、大分雰囲気が良くなったと思います。

作業前


作業後

来年もこの顔はめパネルをご利用いただけたら嬉しいです。

令和5年11月6日（月曜日）幌別防鹿柵の補修

11月になり日の入りも次第に早くなってきました。

この日はシーズン終了前に、冬へ向けた幌別防鹿柵の補修作業を行っていきます。

まずは柵の下を掘ろうとした穴を発見しました。
掘ってみたものの途中で諦めたのでしょうか・・・・・

付近の落葉や落枝等を用いて穴を埋め、ネットで固定して補修しました。

次はクマがネットを登り、歪んでしまった箇所の補修です。
ここではワイヤー留めなどを再度取り付け、テンションの調整を行いました。

破れてしまった小穴はネットを上から被せて穴をふさぎました。

最後に防鹿柵の外周を一通り巡視し、現場を後にしました。

令和5年11月1日（水曜日）羅臼湖・羅臼岳（羅臼温泉コース）入林箱撤去、英嶺山巡視

今日は羅臼湖・羅臼岳（羅臼温泉コース）の入林箱撤去と英嶺山の巡視を行いました。

入林箱の撤去は冬季の雪による破損を避けるため、知床横断道路の冬季閉鎖前に必ずやらなければならない大事な作業です。

まずは羅臼湖からです。
入林箱と『羅臼湖入口』の看板を取り外しました。
今年度、羅臼湖入林簿に記載された入林者数は364組1065名でした。

続いて羅臼岳（羅臼温泉コース）の入林箱を撤去しました。

側面に設置していたヒグマ目撃アンケートの掲示板も外していきます。
こちらの入林者数は114組178名でした。

作業後は羅臼町市街地から近い、英嶺山（標高521m）の巡視を行いました。

標高の低いところでも樹木はすっかり落葉し、途中の四ツ倉沼では水面に映りこむダケカンバが印象的でした。