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北海道森林管理局

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    知床半島発!ウトロ・羅臼GSS通信(2022)


    知床!ウトロ・羅臼GSS通信

    令和4年11月18日(金曜日)知床GSS最終日

    6月よりスタートした知床GSSの活動が本日で最終日を迎えました。
    最終日は物品の整理と羅臼岳岩尾別登山口の入林簿回収を行いました。

    今年度、岩尾別登山口で入林簿に記載頂いた方は2158組4089名でした。(昨年は2283組4067名)
    今年も静かに賑わっていた印象です。

    岩尾別登山口
     
    今日の知床連山は裾野に向けての雪化粧が徐々に始まっていました。

    知床連山は裾野に向けての雪化粧
    (写真をクリックすると大きくなります)
     
    巡視・イベント・調査・防鹿柵の補修など、狭いようで広い知床を動き回り、あっという間の半年間でした。
    日々の活動の中で関わった全ての皆さんに感謝しています。
    また、ブログを見ていただいた皆様もありがとうございました。

    令和4年11月7日(月曜日)岩尾別防鹿柵の巡視

    床には植生へのシカの影響を調べるための防鹿柵を設置してありますが、日頃の維持管理が大変で、特に強風後には巡視が欠かせません。
    中には倒木が大きすぎる場合などGSSの私たちだけでは対処できないこともあります。
    床には植生へのシカの影響を調べるための防鹿柵を設置してありますが、日頃の維持管理が大変で、特に強風後には巡視が欠かせません。 中には倒木が大きすぎる場合などGSSの私たちだけでは対処できないこともあります。

    そのほかにも冬期の積雪によるダメージや経年劣化、知床ならではの理由としてはヒグマによる柵の上り下りなど、様々な要因で補修が必要になります。
    本日はそんな、なかなか手の掛かる防鹿柵の補修を行いました。
    本日はそんな、なかなか手の掛かる防鹿柵の補修を行いました。

    支柱から外れてしまった金網を元の高さに戻しながら付け直していきます。
    金網自体がちぎれてしまっているところは、針金やロックタイなどを使い鹿が入ってこないように工夫しました。

    補修後は他にも壊れている箇所がないか見まわりも行いました。
    補修後は他にも壊れている箇所がないか見まわりも行いました。

    見まわりが終わると日もやや暮れてきました。
    知床の冬は日が暮れるのが早いです。
    知床の冬は日が暮れるのが早いです。

    作業を経験する前は柵の巡視や補修というとそこまで辛くなさそうな印象を受けていたのですが、自分でやってみると防鹿柵の維持管理の大変さを知りました。
    GSSでなければなかなか分からない貴重な経験だと思いました。

    令和4年11月4日(金曜日)ルシャ地区海岸清掃

    今日は毎年秋に開催される斜里町と環境省主催の知床国立公園クリーン事業に参加してきました。
    場所は斜里町の遺産地域の核心部、ルシャ地区です。

    参加者は地域住民で構成された知床をきれいにし隊!のボランティアの皆さんと、斜里町をはじめ関係機関の総勢50名と、心強い人数となりました。
    お天気はあいにくの雨となりましたが、時間の許す限りたくさんのゴミを拾いたいと思います。
    お天気はあいにくの雨となりましたが、時間の許す限りたくさんのゴミを拾いたいと思います。

    今回は海岸線に打ち上げられたゴミを燃えるゴミと燃えないゴミに分別して拾っていきます。
    主に家庭ごみの収集となり、大型のゴミは対象外です。

    知床の海岸線で一番多く見かける漂着物は流木ですが対象外のため流木の隙間に見える小さな家庭ゴミを拾います。
    知床の海岸線で一番多く見かける漂着物は流木ですが対象外のため流木の隙間に見える小さな家庭ゴミを拾います。

    また、対象外とされている漁具の中でもブイ(浮き具)に限り、今回は回収可能となりました。
    このブイは純度の高いプラスチック製品であるためリサイクルを目指しているそうです。

    今回のクリーン事業ではトラックが満杯になるほど回収できたので、今後どのような製品となって再生されるのか楽しみです。
    今回のクリーン事業ではトラックが満杯になるほど回収できたので、今後どのような製品となって再生されるのか楽しみです。

    家庭ゴミの方もたくさん回収できました。
    このゴミは斜里町のエコクリーンセンターに運ばれ、処理されます。
    家庭ゴミの方もたくさん回収できました。

    ゴミ拾いは普段の巡視の中でも行っていますが、いくら拾ってもなくなることはありません。
    時には野生動物を誘因する生ゴミが落ちている事もあります。

    普段から少し意識するだけでもゴミを減らした生活ができたりすると思います。
    この知床国立公園に限らず、いろんな所で見かけるゴミがいつかなくなる日が来るといいなと考えながら、これからもゴミを拾い続けていきたいと思いました。
    この知床国立公園に限らず、いろんな所で見かけるゴミがいつかなくなる日が来るといいなと考えながら、これからもゴミを拾い続けていきたいと思いました。

    令和4年11月1日(火曜日)羅臼湖・羅臼岳(羅臼側)の入林箱撤去

    この日は羅臼湖・羅臼岳入林箱の撤去を行いました。
    冬期の雪の重みで入林箱や看板が壊れてしまわないように、知床峠の冬季通行止めになる前に撤去を行っています。

    まずは羅臼湖へ向かいました。
    こちらでは羅臼湖入口の看板と入林箱を撤去します。

    慎重に撤去作業を行いました。
    こちらでは羅臼湖入口の看板と入林箱を撤去します。

    こちらでは羅臼湖入口の看板と入林箱を撤去します。

    今年度の羅臼湖の入林者数は319組859名となっており、長靴利用者も着実に増えてきている印象を受けました。
    羅臼湖歩道を散策される方は必ず長靴の着用をお願いします。

    羅臼湖の後は引き続き羅臼岳(羅臼側)の入林箱の撤去を行いました。
    こちらではクマアンケートの掲示板も併せて撤去しました。
    こちらではクマアンケートの掲示板も併せて撤去しました。

    こちらではクマアンケートの掲示板も併せて撤去しました。

    本年度の羅臼側から羅臼岳に入山された方は98組135名となっていました。
    一通り撤去した後は熊越の滝を巡視しました。

    夏にクレソン等の駆除を行った箇所には外来種の姿もほとんど見られず一安心しました。
    最後に羅臼岳の岩尾別登山口に立ち寄ると、アズキナシの果実を夢中で食べるエゾシカの姿が見られました。
    最後に羅臼岳の岩尾別登山口に立ち寄ると、アズキナシの果実を夢中で食べるエゾシカの姿が見られました。

    GSSの業務も残りわずかとなりましたが、最後まで気を引き締めて業務を進めていきます。

    お問合せ先

    計画保全部 計画課
    ダイヤルイン:050-3160-6283