2018年11月
知床半島発!ウトロ・羅臼GSS通信

平成30年11月30日(金曜日) 知床GSS活動最終日
すっかり雪景色の知床です。
本日はGSSの活動最終日となりましたので、羅臼岳・岩尾別口に設置してある入林簿の回収を行いました。
先月、撤収した掲示板の周りには人も動物の足跡もなく、ひっそりとしていました。
現在は木下小屋の入口の横に登山者名簿箱を設置しています。
本日午前11時に岩尾別から知床五湖に向かう道道のゲートが冬季閉鎖という事もあり、本日の入林者はいませんでした。
本日をもちまして、平成30年度の知床半島GSSの活動が終了となります。
今年も巡視の際に多くの方とお会いし、知床ルールなどの説明やブログで知床の情報を発信してきました。
つたない内容のブログではありましたが、今まで見ていただきありがとうございました!
平成30年11月16日(金曜日) 岩尾別地区の防鹿柵補修
岩尾別地区の防鹿柵は、知床五湖に向かう道の途中から海側に広がる台地にある純林に近いカシワ林の周囲に設置しています。
柵によって保護されているカシワ林です。
補修作業の様子です。
今日は天候が良く、雪化粧した知床連山がきれいに見えました。
左から知床硫黄山、知円別岳、オッカバケ岳、サシルイ岳、三ツ峰、羅臼岳です。
知床硫黄山と手前の枯葉が残っている木がカシワです。
こちらは羅臼岳とカシワ林です。
久しぶりにきれいな知床連山を見ながら、気持ち良く作業できました。
平成30年11月13日(火曜日) 幌別防鹿柵補修
本日は、幌別地区の防鹿柵の補修を行いました。
大きな倒木があったため、網走南部署よりチェーンソーの応援が来てくれました。
防鹿柵にのしかかる倒木をチェーンソーであっという間に細かく切り刻んでいきます。
チェーンソーでの作業後は、伸びてしまったワイヤーは巻き取り機で締め上げ、金網を元の位置に戻していきます。
最後に金網を支柱に固定し、無事に作業終了です。
平成30年11月12日(月曜日) 羅臼岳巡視
本日は、羅臼岳の斜里側のルートの岩尾別登山口(標高232m)から銀冷水(標高1,039m)までの巡視を行いました。
知床ウトロの気温は日中8℃ほどで曇っていましたが、知床連山は雲に隠れていました。
極楽平付近は今年の秋に大がかりな歩道の改修整備が行われました。
石組みで改修された歩道です。
極楽平を過ぎて銀冷水までの途中の標高900~1,000mでは、霧氷により周囲の樹木が真っ白になっていました。
同じく標高900~1,000mの登山道の様子です。
標高1,039mの銀冷水の携帯トイレ用ブースはビニールシートに包まれて使用できなくなっていました。
今日の巡視はここで折り返しです。
銀冷水からの帰り道、斜里から藻琴山方向に天使の梯子を見ることができました。
山から下りてきたら今季初のオオワシを見つけました。
平成30年11月5日(月曜日) 羅臼湖巡視
明日の午後5時より知床横断道路が冬季通行止めとなるため、今年度最後の羅臼湖巡視を行いました。
今日は濃霧となり、三の沼では羅臼岳を見ることはできませんでしたが、周囲の木々が沼に映り込み、幻想的な風景となりました。
歩道上には動物が食べかけたハイマツの球果が落ちていました。
この時季のハイマツの球果は、動物達にとって貴重な食料となっているようです。
羅臼湖までの歩道で最も標高が高い四の沼では更に濃霧となり、今にも雨が降り出しそうでした。
今日の羅臼湖です。
知床横断道路の冬季通行止め前日でしたが、天候が悪かったこともあり、誰にも会うことはありませんでした。
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