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北海道森林管理局

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    2018年7月

    知床ウトロ発!ウトロGSS通信

    知床!ウトロ・羅臼GSS通信

    平成30年7月26日(木曜日)~27日(金曜日)知床連山縦走路の巡視(後編)

    2日目は朝5時に出発です。振り返れば三ツ峰鞍部から羅臼岳が望むことができます。

    付近にはチングルマの花が咲き、涼しく気持ち良い朝となりました。

    写真6

     

    サシルイ岳の登りを過ぎると硫黄山が見えてきます。

    写真6


    サシルイ岳の雪渓を過ぎるとミクリ沼まで涸れ沢沿いを下ります。

    この涸れ沢はハイマツと雑木が茂って足元が見えませんので、歩行の際には十分に気をつけて下さい。

    写真8

     
    オッカバケ岳、二つ池を越え南岳に登ると連山の植生に変化が見られます。

    標柱の周りにあるのはシレトコスミレです。今年は花が終わっていました。

    以前よりシレトコスミレの株数は減少しているように感じましたが、シカの食痕や踏み跡などは見られないので自然に減ったものと思われます。

    写真9

     
    知円別分岐からこけし岩、硫黄山までは急峻なやせ尾根が続きます。

    ルートを間違わないように注意して歩行して下さい。

    写真10

     

    硫黄山を下り新噴火口に着いたのは午後2時頃で、硫黄山登山口まであと少しです。

    新噴火口からの下りでは、夏の午後の強い日差しを正面から受けます。
    くれぐれも熱中症には気をつけて下山しましょう。

    硫黄山登山口到着は午後4時を過ぎていました。
    長かった2日間の巡視もようやく終わりました。

    平成30年7月26日(木曜日)~27日(金曜日)知床連山縦走路の巡視(前編)

    例年この時期に実施している知床連山の縦走巡視ですが、今年は羅臼岳岩尾別口から硫黄山にむけて1泊2日の行程で実施しました。

    初日は岩尾別から羅臼平を経由して三ツ峰キャンプ地泊です。

    岩尾別登山口で入林簿に登山届けを記載し出発です。知床は7月下旬になって急に暑くなり今日も暑くなりそうです。


    写真1 

    今年の大沢雪渓は例年に比べ小さくなっていました。

    大沢には植生保護のため、歩道外を歩かないようロープが張っています。

    写真2


    羅臼平を過ぎ最後の三ツ峰鞍部への登りです。

    後ろには羅臼岳の勇姿が見えます。

    写真3

     
    三ツ峰鞍部を越すとチングルマやエゾノツガザクラなどが咲いているお花畑があります。
    三ツ峰キャンプ地へはあとわずかです。

    写真4

     

    三ツ峰キャンプ地からの夕日はとても綺麗でした。


    写真5
    後編へつづく・・・


     

    平成30年7月22日(日曜日)外来種アメリカオニアザミの駆除

    本日は、公益財団法人  知床財団が主催する「オニアザミバスターズ2018」に参加しました。この催しは知床国立公園内の外来種アメリカオニアザミの駆除を目的とし、関係者や地域の皆さんも参加し、実施されました。 

    まずは事前レクチャーを行いました。

    オニアザミバスターズ2018の事前レクチャー

    駆除現場の様子

    駆除現場の様子

    駆除作業の様子

    駆除作業の様子

    駆除作業

    作業後、駆除したアメリカオニアザミと参加者で記念撮影をしました。

    記念撮影

    平成30年7月12日(木曜日)ポンホロ沼巡視、羅臼岳木隠れの滝付近の歩道整備

    本日はポンホロ沼の巡視を行いました。

    ポンホロ沼はすり鉢状の地形に雪解け水がたまった沼で、春から夏にかけて気温の上昇に伴い沼の水が蒸発してなくなる幻の沼といわれています。

    現在の水量はまだ多いですが、沼の周囲から干上がってきているため、周回することができます。

    ポンホロ沼

    ポンホロ沼はエゾアカガエルの産卵地として、5月から6月にかけて卵塊やオタマジャクシがよく見られます。

    小さなエゾアカガエルの姿を確認しましたが、どこにいるかわかりますでしょうか?

    小さなエゾアカガエル

    ポンホロ沼の巡視を終え、羅臼町に移動し、羅臼岳の木隠れの滝周辺の歩道整備を行いました。

    沢に沿って歩道が作られているため、毎年沢水によって歩道が崩れてしまいます。今年は特に多くの水が流れ込んでおり歩行の支障となっていたため、木道を設置しました。

    整備前

    整備前

    木材を歩道部分に設置し、沢の中にある石で周りを固定しました。

    これで、スムーズに渡ることができます。

    整備後

    整備後

    平成30年7月6日(金曜日)羅臼湖巡視

    本日は羅臼湖の巡視を行いました。

    羅臼湖周辺は高層湿原帯であるため、歩道がぬかるみとなっている箇所が多くあります。このぬかるみを避けて歩くと、植生荒廃に繋がり貴重な植生を失ってしまうことになりますので、長靴を着用し、歩道内を歩きましょう。

    なお、長靴は知床峠の麓にある知床自然センターや羅臼ビジターセンターでレンタル可能です。

    ぬかるみには長靴を

    三の沼の様子です。

    天候が悪く、沼に映る羅臼岳を望むことができませんでした。

    天候の悪い三の沼

    ヒメシャクナゲ
    ヒメシャクナゲ

    霧のため羅臼湖展望台では何も見えませんでしたが、本日は7名の方が入林していました。

    霧の羅臼湖

    平成30年7月2日(月曜日)観音岩巡視

    本日は羅臼町の観音岩までの巡視を行いました。

    クズレ浜と呼ばれる大きな石が転がる海岸を歩いて観音岩を目指します。

    クズレ浜

    シコタンハコベ
    シコタンハコベ

    エゾシカも侵入できないような高所の岩場にはエゾゼンテイカが咲いていました。

    高所の岩場にエゾゼンテイカ

    現在、観音岩までの区間で橋が架かっているのはクズレ浜川のみとなっており、カモイウンベ川の橋は一昨年の台風で流されてしまいましたので通行の際はご注意ください。

    平成30年7月1日(日曜日)羅臼湖三の沼展望台設置

    羅臼湖三の沼で、冬期の積雪による破損をさけるために撤去していた展望台の設置作業を実施しました。作業当日は曇りで、風も弱く作業しやすい天気でした。
    展望台設置前の三の沼歩道です。

    三の沼歩道

    展望台設置作業の様子です。

    展望台設置の様子

    設置作業完了。

    遊歩道からの三の沼方向の風景です。奥の山は羅臼岳。

    遊歩道から見る三の沼

    展望台設置後すぐに、歩いてきた方が利用されていました。

    さっそく歩道の利用者

    高さ1メートルほどの展望台ですが、風がなく天気の良い日にここから写真を撮ると、羅臼岳が三の沼の湖面にきれいに映り込む、そんな小さな展望台です。

    羅臼岳と三の沼

    お問合せ先

    総務企画部企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271