2017年8月
知床ウトロ発!ウトロGSS通信

平成29年8月19日(土曜日)アメリカオニアザミバスターズ
本日は、公益財団法人知床財団が企画・運営した『しれとこ住民講座・あつまれ!オニアザミバスターズ』に参加し、知床世界自然遺産地域(国有林野内は知床森林生態系保護地域)内に生育する外来種アメリカオニアザミの駆除を行いました。
まずはアメリカオニアザミをよく知ることからです。
標津町在住の植物愛好家の松下和江さんが講師となり、参加者の皆さんにアザミの在来種と外来種の見分け方など、アザミについて色々と教えてくださいました。
講義の後は、いよいよオニアザミバスターズの実行です。
アメリカオニアザミは日当たりの良い場所を好みます。
参加者全員で、知床自然センターから男の涙周辺まで、見つけ次第バシバシと刈っていきます。
あっという間にアメリカオニアザミで袋がいっぱいになりました。
この袋は町のゴミ処分場に持ちこみます。
アメリカオニアザミが一掃された後は、フレペの滝の近くにある「男の涙」(滝)まで森の中を散策しました。
散策途中では在来種のアザミを観察したり、キノコ好きの方によるにわかキノコ講義など楽しいひとときを過ごしました。
終了後参加者には、オニアザミバスターズの知床財団オリジナルシールがプレゼントされ、知床自然センターからは鹿バーガーとコーヒーの差し入れありました。
平成29年8月7日(月曜日)羅臼岳山頂の看板お色直し
本日は、羅臼岳の山頂での作業のため、少し早く出勤しました。
大沢の積雪は完全になくなり、高山植物が待ちかねたように葉を伸ばしていました。
登山の際は、花が咲いていなくても植生保護のため、ロープで仕切られた中を通行するようにしましょう。
少し進んだ先では、タカネトウウチソウ(白)とイワギキョウ(紫)が花を咲かせていました。
羅臼岳は、欧米を中心に外国の方も多く訪れるため、遭難防止対策として環境省と連携し、既存の標柱に英語表記を追加しました。
山頂の直下岩清水です。
水量は僅かでしたが、静かに滴り落ちていました。
ここまで登ったご褒美として、みんなの喉を潤してくれています。
長年風雪に耐え、立派に立ち続けている看板は、文字がかすれて読みにくくなっていました。
用意したペンキと筆、爪楊枝で早速作業開始です。
今後も沢山の方の写真と思い出に残ると思うと気合いが入ります。
今週末の山の日を前に無事に任務完了です。
最後にGSS3名で記念撮影をし、下山しました。
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