利尻島発!GSS活動日誌(2021)
令和3年8月30日(月曜日)
利尻島には、利尻山以外にも自然に親しめる場所がたくさんあります。
沓形コース、鴛泊コースそれぞれ昔は街から歩いて登っていました。
それが旧道として今も大切に守られています。
旧道は人数も少なく、鳥や蝶たちが自由気ままに遊んでいます。
渡りをする蝶アサギマダラ
コエゾゼミの鳴き声はうるさく感じません
ポン山はメジャーですが、実は小ポン山への道も木々の間から海が見えたりして楽しいですよ。
ポン山から姫沼に抜けるルートも4本の沢を越え、苔むした岩があって、登山道とは違った印象が魅力です。
人が少ないので小道もふかふかで歩きやすい
多めの雨が降った時のみ水が流れます
1,721メートルの頂上だけでなく、体力や持ち時間に合わせてお楽しみください。
令和3年8月23日(月曜日)
当たり前のことですが山は自然そのものなので、気候によって変化します。
雨で地形が侵食し、風で樹木が倒れます。
GSSは日々の天候を注視して、すぐに登山道を巡視します。
そして異変を見つければ、関係者と情報を共有したり、自分たちの手で復旧できるものは迅速に対応しています。
また、分かりやすい道案内板を作るのも我々の仕事。
登山客の皆さまが安全に楽しく自然の中で過ごせることを願っています。
沓形旧登山道で見つけました。
応急処置して、跨いで通行できるようにしました。
ポン山⇔姫沼コースで発見。
切断して除去しました。
沓形旧登山道をもっと使ってほしいと思って作成しました。
クロツリバナ
ナニワズ
令和3年8月13日(金曜日)
GSSは国有林の動植物を守るのが仕事です。
夏は登山シーズンであり多くの登山客が自然の中に足を踏み入れます。
登山者にとっては一歩一歩のステップであっても数が増えればかなりのプレッシャーを自然に与えてしまいます。
決められた道以外に踏み入らなくても積み重なったプレッシャーは自然に多大な影響を与えているのです。
そうした影響をつぶさに観察し崩壊を食い止めることもGSSの仕事です。
登山者が歩きやすいように作ったステップも何度も踏まれたり、雨の浸食によって変化し、復旧の必要性が出てきます。
【復旧前】ポン山への途中のステップ
【復旧後】8月中には復旧が完了する予定です
エゾニワトコの実
ヤナギにできた虫こぶ
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