利尻島発!GSS活動日誌(2021)
令和3年7月30日(金曜日)利尻山登山コース巡視
利尻山の登山コースで有名なのは鴛泊コース。
先日は200名以上の登山者がいましたが、もうひとつの沓形コースではたった9名でした。
上級コースと噂が広まり敬遠されがちですが、登山道セクションごとに特徴があって花も身近に多くあって隠れファンが多いですよ。
常設のロープを使ったり、落石に注意したり、ワイルドな道を楽しめる人なら登頂可能ですが、くれぐれも気楽に登ることのないよう気を引き締めましょう。
縦走して倍楽しむのも利尻山を満喫する選択肢のひとつ。
三眺山。これは6月の写真なので残雪がありますが、現在は解けています。
三眺山からは山頂までもう少し。
お花畑を抜ければ合流点まであっという間ですが、途中に難所があるので気を付けてください。
登山者が少ないおかげでよくシマリスに遭遇します
ミヤマアキノキリンソウ
ミソガワソウ
シュムシュノコギリソウ
クルマユリ
「親不知子不知(おやしらずこしらず)」と呼ばれる難所。
実際は写真で見るよりも急斜面に感じます。
落石・滑落注意。
霧などの視界不良時は道迷い遭難も発生しているので、危険を感じたら引き返してください。
落石注意
令和3年7月12日(月曜日)
利尻山には、熊はいません。
登山道で出くわすのはシマリスぐらい。たまに住み着いた野良猫も。
本州の山にいるような気持ち悪い虫も(ゲジゲジみたいな)いないのでのびのび過ごせます。
しかし注意したいのはツタウルシ。
山道わきで触れそうなものは除去していますが三枚葉を見かけたら気を付けてください。
もうひとつ注意しなくてはいけないのがオオハナウド。
ツタウルシと違って、その樹液に触れると誰でもかぶれてしまいます。
このふたつの植物だけ知っていれば、利尻山の自然には思い切り飛び込めます。
オオハナウド。2メートルを越すことも。
オオハナウドの葉。見つけたら要注意。
チシマフウロ
ツルアジサイ
ボタンキンバイ(利尻島固有種)
令和3年7月6日(火曜日)
利尻山山頂は花盛り。
登山道入口から山頂まで、高度を上げるごとに形や色が違った花々が登山者を楽しませてくれます。
町民の方より山頂付近の写真をご提供いただきましたのでご紹介いたします。
ローソク岩とイワベンケイ 撮影:國見祐介氏
ヤマブキショウマ
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