利尻島発!GSS活動日誌(2020)
令和2年6月28日(日曜日)
自然の猛威。雨や雪、風によって、森林や地形は変化します。
倒木はないか、土砂崩れは起きていないか?
以前から地盤が不安定な場所がさらに状態悪化していないか?
日々の変化を注意深く観察するのもGSS(グリーン・サポート・スタッフ)の重要な任務のひとつです。
姫沼ではオシドリ家族が例年より伸び伸びと子育てに励んでいました。
「島は自然が優先、その世界に足を踏み込んでいる」という意識を持って散策を楽しんでいただけたらと思います。
オシドリ夫婦とは言うけれど、実際オシドリのオスは子育てしません。
でも、家族はいつも楽しそう。三家族が姫沼で楽しんでいます。
雛もずいぶん泳ぎが上達しました。
利尻島GSSブログは、下記の箇所に設置されている掲示板でもご覧いただけます。
姫沼ポン山ハイキングコース登山道入り口。
鴛泊登山道旧道入り口。
鴛泊登山道北麓野営場入り口。
沓形登山道入り口。
これら掲示板に加え、利尻富士町鴛泊フェリー乗り場 観光案内所向かいのラックでもご覧いただけます。
強風後の看板をチェックしました。
スムーズな誘導のための看板が倒れて、向きが変わってしまうと誤った情報提供になってしまうため、巡視時にしっかり確認しています。
*姫沼までの平均所要時間は約3時間です。(案内板の約95分は誤り。)
令和2年6月21日(日曜日)
自粛も解除され本格的な登山シーズンを迎えます。
利尻山は降雪量が多く、毎年春の雪解けで登山道に影響を与えます。
さらに島の名物は、ウニ、昆布に並ぶのが「風」と言われるほど強い風が吹きます。
GSS(グリーン・サポート・スタッフ)の重要な任務のひとつが植生荒廃等を防止するための登山道の巡視・整備です。
シーズン前に倒木の除去や枝払いを行いましたので快適な登山をお楽しみください。
今回は沓形コースの旧登山道を紹介します。
5合目の見返台まで車のアクセスが良くなり、登山者の多くは見返台から出発しますが、古くからの愛好者は利尻町沓形市街から旧登山道を使います。
町民の憩いの散策路としても人気の高いコースです。
こちらが旧登山道の入口で、利尻町森林公園キャンプサイトから直接アクセスできます。
旧登山道の入口
この案内が立つのは旧登山道と登山道との合流点です。
沓形コース旧登山道。
また、旧登山道の整備を行いました。
倒木の枝を落として歩道幅を確保しました。
作業前
作業後
つまずかないように太い枝を取り除きました。
最後に、三眺山(標高1,461メートル)付近で咲き始めた高山の花を紹介します。
ミヤマアズマギク
コケモモ
エゾヒメクワガタ
令和2年6月13日(土曜日)利尻島GSS活動初日
今年度より利尻島GSS(グリーン・サポート・スタッフ)を担当する阿部です。
新型コロナウイルスの影響で観光の方々が少ないと予想されますが、来島された方々には山の植生や野鳥の声を楽しみながら安全で快適に過ごしていただけるよう環境整備等に注力いたします。
晴れて穏やかな気候で楽しんでいただきたいですが、ありのままの自然に包まれる島の気候も豊かな表情を見せるので期待してお越しください。
また、登山中に私を見かけたら気軽に声をかけてください。
今回は、利尻山の甘露泉水を紹介します。
登山前の水の確保は、甘露泉水でどうぞ。
永い年月をかけて利尻山から染み出たおいしい水です。
甘露泉水
甘露泉水までの旧登山道は、深い樹木に包まれながら、斜度が緩く足下も柔らかで快適な散策を楽しめます。
甘露泉水まで45分、帰りは25分。
甘露泉水ハイキングコースの看板
こちらが旧登山道の入り口です。
もちろんここから利尻山山頂を目指せますし、ポン山(標高444メートル)もどうぞ。
旧登山道の入り口
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