礼文島発!GSS活動日誌

平成30年8月24日(金曜日)
今日はパトロール業務について少し紹介します。
礼文島の高山植物自生地の大部分は国有林であり、礼文島生物群集保護林として保護管理しています。また、利尻礼文サロベツ国立公園にも指定されており、特別保護地区や特別地域では自然環境を保護するため、歩道外への立入や動植物の採取を禁止しています。
しかし、残念ながら観光客の一部の方には、歩道外に踏み込んでしまうマナー違反が見受けられます。
GSSはそのような方に注意を行い、マナーの啓発活動を実施するのも仕事の一つです。
遠くから双眼鏡での監視
パトロール業務
楽しそうにトレッキングする観光客を見るのもパトロール業務の魅力です。
是非、礼文島で良い思い出を作られることを望んでいます。
巡視中に見た花を紹介します。
エゾウメバチソウ
サラシナショウマ
ネジバナ
チシマリンドウ(紫)とハイオトギリ(黄)
平成30年8月21日(火曜日)
パトロール業務を日々実施していると、季節による花の移り変わりを感じます。
今年は花の最盛期を終えたと感じていたのですが、来島された方々から「今が満開に見える」と話しているのを聞きました。
今の季節はツリガネニンジンやリシリブシなどの青い花が目立ちます。
それぞれの季節毎に咲く花々が、春から秋まで常に満開にしているのかもしれません。
歩道脇に咲く満開のツリガネニンジン
開花をはじめたリシリブシ
レブンソウ
イブキジャコウソウ
ツリガネニンジン(紫色)とトウゲブキ(黄色)
平成30年8月20日(月曜日)
礼文島内では宗谷森林管理署が発注した各種森林整備事業が行われています。
GSSの主な業務は巡視や歩道整備ですが、時には各事業の作業員と情報交換も行っていますので、今回は礼文島で行われている事業の一部を紹介します。
治山工事の様子です。
礼文島の北部(156林班)での造林事業です。
かつて礼文島は針葉樹に覆われた島でした。
明治時代の大きな山火事、ニシン漁最盛期の伐採により森の荒廃が進みました。
厳しい自然環境での造林事業ですが、少しずつ再生しています。
作業前
作業後
下刈後
平成30年8月14日(火曜日)
本日は桃岩歩道(129林班)の草刈を実施しました。
歩きやすいように歩道は広く刈り払いたいのですが、貴重な高山植物への影響を考慮し、最小限の幅となっております。
道幅は決して広くはありませんが、高山植物の鑑賞を目当てに訪れる人の気持ちを考え、丁寧な作業を心掛けています。
元地灯台の様子です。
歩道の脇には様々な花が咲いていました。
カセンソウ(黄)
チシマフウロ
リシリブシ
平成30年8月7日(火曜日)
8月上旬、礼文島では夏の日差しと清涼な風が吹いています。
この時季は花の鑑賞だけでなく景色や眺望を目的に訪れる観光客も増えるため、より広範囲に巡視を実施しています。
約2時間で辿り着く標高490mの礼文岳頂上は、ハイマツなどの低木に覆われ、北海道の大雪山、本州のアルプスのような景色です。
頂上からは雲の上に利尻岳が顔を出していました。
礼文岳頂上
平成30年8月6日(月曜日)
本日は礼文町と合同で礼文島西海岸の桃岩歩道の外来植物除去作業を実施しました。
外来植物除去作業の様子です。
本日の作業中に出会った花を紹介します。
ハナイカリ
チシマワレモコウ
エゾゴマナ
ツリガネニンジン
お問合せ先
総務企画部 企画課
ダイヤルイン:050-3160-6271