2019年7月
ニセコ発!森林パトロール後志GSS

令和元年7月25日(木曜日)鏡沼(ニセコ・神仙沼自然休養林)巡視
鏡沼はニセコアンヌプリの北斜面、標高570メートルに位置しています。
道道58号倶知安ニセコ線沿いの歩道入口から約1.6キロメートルのところにあるこの鏡沼を経由して、ニセコアンヌプリに登ることもできます。
入林届の記入をお願いします。
鏡沼に映るニセコアンヌプリです。鏡沼の長辺は約100メートルです。
車両乗入れ禁止の看板を設置しているにもかかわらず、今年も残念ながらマウンテンバイクのタイヤ痕がありました。 自転車等の乗入れは、歩道や植生等の荒廃だけではなく入山者との接触事故などにつながりかねず大変危険ですので、絶対におやめください。
今日は多くのヒメシジミが飛び交い、花々の蜜を吸っていました。
タチギボウシ
ノリウツギの花に集まるヒメシジミ
ノリウツギ
令和元年7月21日(日曜日)徳舜瞥山(ホロホロ山自然休養林)巡視
ホロホロ山自然休養林は、徳舜瞥山(1,309メートル)とホロホロ山(1,322メートル)を中心とする国有林で、支笏洞爺国立公園に隣接しています。
昭和46年に閉山した鉱山跡地のため登山道入口付近には数本の道が残っていますが、山頂に通じていないものもありますので、登山される方はご注意ください(看板が取り付けられたロープにより立入が規制されています)。
歩道脇にはヨツバシオガマが群生していました。
徳舜瞥山山頂に立つGSS。雲海の奥に見えるのがホロホロ山です。
両山頂間は1時間程で往復できるため、多くの方が縦走を楽しんでいます。
ホロホロ山山頂では、支笏湖方面に広がる雲海を見ながら登山者とお話ししました。
ここから白老方面へ通じるルートもあります。
入林簿への記入者数は、この日だけでも31名を数えました。
令和元年7月12日(金曜日)大谷地(ニセコ・神仙沼自然休養林)巡視
大谷地湿原には、氷河期の生き残りである植物「フサスギナ」が自生しています。これは道内の数カ所で発見されていますが、大谷地のような群落は他では見られません。
6月は山菜採りで多くの人が入山するため、路上駐車、ゴミの不法投棄、遭難事故などが大きな問題となっています。
大谷地湿地の駐車スペースの様子です。
ペットボトル、軍手、パンやおにぎりの空き袋、ヤブの中で迷わない為に張られたビニール紐など多くのゴミを回収しました。山菜だけでなくこれらも一緒に持ち帰りましょう。
本日は大谷地から大沼までを巡視しました。
大沼の後ろに見えるイワオヌプリ
大谷地の木道脇に咲くヒオウギアヤメ
令和元年7月7日(日曜日)黒松内岳巡視
本日、ニセコ山系は晴れていましたが、なぜか黒松内岳(739.8メートル)のみ霧がかかっていました。
黒松内岳は湿度が高いのでしょうか?
歩道脇の木々には多くの苔が生えています。
苔が生えた木の根元には、ギンリョウソウの花が咲いていました。
8~9合目の急登域に設置されているロープを、地元の登山愛好家のご協力により新しくしました。
新品ですが、あくまでも補助的にお使いください。(登山者に撮影をお願いしました。)
黒松内岳登山の所要時間は、登りが約2時間、下りが約1時間20分です。
オオバギボウシ(ユリ科)
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総務企画部 企画課
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