2019年6月
ニセコ発!森林パトロール後志GSS

令和元年6月29日(土曜日)大平山(生物群集保護林)巡視
大平山(1,191メートル)は島牧村にある石灰岩露出地帯の貴重な植生が多く分布する国有林で、狩場茂津田道立自然公園、環境省の自然環境保全地域、また林野庁の生物群集保護林に指定されています。
歩道が分かりますか?
このような沢沿いを1時間程登ると第1ピークに到達します。
今日の気温は低めでしたが、沢沿いは風の通りが悪く、大量の汗をかきました。
登山する際は水分補給をお忘れなく。
第1ピークから先はササ藪や岩場が増えるので、道迷いや落石に注意が必要です。
注意喚起の看板も点検しました。
3時間半程登ったところにある、第2ピークで時間切れとなり、下山することにしました。
第2ピークからの下山も2時間程かかります。
大平山とアポイ岳で確認されているカドバリヒメマイマイを見つけました。
殻が平らで、石灰岩の地質にのみ生息しています。
オオヒラウスユキソウの開花はもう少し先のようです。
令和元年6月28日(金曜日)ニセコ山系クリーン作戦
ニセコ山系観光連絡協議会の呼びかけにより、ニセコ山系を走る道道沿いを中心とした一斉清掃活動に参加しました。
清掃は、道、関係5町、観光協会等がエリアを分けて実施され、GSSは共和森林事務所の3名とともに、道道66号線のうち神仙沼駐車場から新見峠入り口までの約4.5kmを担当しました。
道路脇の草むらに、空き缶やタバコの吸い殻、空き箱などが捨てられていました。
約4.5キロの距離で90リットル入りの袋1つ分のゴミを回収しました(道道58号線沿いを担当した後志森林管理署は2袋分)。
このエリアは標高が高く、道路脇でも高山植物が咲いているため、ゴミのポイ捨てや不法投棄はやめましょう。
道路脇で見つけたエゾスカシユリ
令和元年6月9日(日曜日)ニセコ山開き
今年も夏山シーズンが幕を開け、登山愛好者の安全を祈願する「ニセコ山開き」と併せて、不幸にして犠牲になられた方々の「遭難者慰霊祭」がニセコ神社前にて執り行われました。
イワオヌプリをバックに5町の観光協会会長によるテープカット
ムラサキヤシオ
イソツツジ
今シーズンも、怪我や道迷い等がないように、夏のニセコ連峰を楽しんでください。
令和元年6月8日(土曜日)ワイスホルン、ニセコ・神仙沼自然休養林山開き
日本美しの森お薦め国有林の一つであるニセコ・神仙沼自然休養林には、魅力ある山岳・湖沼が多く、アクセスも良いため、道内外からたくさんの人達が訪れます。
シーズン中の地域の安泰と訪れる方の安全を祈願するため、山開きが行われました。
共和町豊稔太鼓保存会の皆さんによる力強い太鼓の演奏が行われました。
神仙沼入口でのテープカット。ここから1.7kmにわたって木製遊歩道が整備されています。
海抜765mの高原にある神秘的な神仙沼の様子です。
チングルマ
令和元年6月7日(金曜日)オロフレ山ロープ張り作業
6月5日より、後志GSS(グリーン・サポート・スタッフ)令和元年シーズンの活動が始まりました。今シーズンもよろしくお願いいたします。
本日は、「洞爺湖周辺の自然環境を守る連絡会」の皆さんと、高山植物の踏み荒らし防止等を目的としたロープ張り作業を行いました。
気温は10度で霧のかかる中、崖などの危険箇所や植生が踏み荒らされそうな場所に鉄杭を打ち、ロープを張っていきます。
ロープには注意喚起の看板が取り付けられています。
チシマフウロが咲いていました。
足元の植生に気を付けて、登山を楽しんでください。
お問合せ先
総務企画部 企画課
ダイヤルイン:050-3160-6271