石狩GSS活動日誌(2022)
2022年8月30日 火曜日 曇り
本日は小樽内川奥林道(春香沢コース)から春香山を巡視しました。
林道上に枯れ枝があり、危険防止のため撤去しました。

サラシナショウマ

トリカブトの仲間

ケヤマハンノキ

ウドの実。両性花だけが黒紫の実をつけます。

小樽内川奥林道を6.1キロメートル歩くと春香山頂上への看板があります。

エゾアジサイ
美しい大きな花弁のように見えるのは飾り花(中性花)で実はできません。

小樽天狗山の向こうに石狩湾が見えます。

続いて八剣山中央口へ向かいました。

看板を補修しました。

補修後設置の様子

札幌岳冷水小屋前でお会いした方々です。
入林ルールに関するリーフレットをお渡し、山のトイレ事情等
のお話しをしました。

2022年8月28日 日曜日 晴れ
本日は無意根山の元山コースから入林し、薄別コースとの分岐点迄を巡視しました。
アキノキリンソウ

ヤマハハコ

歩道上に倒木があり、安全確保のため枝を切り取りました。

マイヅルソウ

ツバメオモト

薄別コース分岐点手前から見える大沼。ムイネシリポロトーの別名があります。
奥には小沼が見えます。

エゾオヤマリンドウ

ピンクのエゾオヤマリンドウを発見しました。

ツクバネソウ

以前、巡視中にお会いしたことがある登山者の方に再会しました。
様々な山に挑戦しているとのことでした。

余市岳(左)、奥に朝里岳が見えます

定山渓天狗岳、奥には手稲山が望めます。

分岐点の看板が破損していたため、補修等を行いました。

薄別コース(右)と元山コース(左)との分岐点の様子

2022年8月27日 土曜日 曇り
本日は無意根山薄別コースへ向かう宝来沢林道の巡視を行いました。また、以前確認した歩道上にかかる倒木の撤去を行いました。


オオイタドリの雄株
立った房状ですぐに散ってしまいます。

オオイタドリの雌株
垂れるように咲き、実ってくると重たく垂れて長く残ります。

歩道上でお会いしました。
札幌近郊の山々を散策するため、京都から来道されたそうです。
無意根山の山頂は霧雨のため視界不良だったそうで残念そうでした。
明日は定山渓天狗岳に挑戦するとのことでした。

歩道上にシラカバの倒木があり、撤去しました。

撤去後

シラカバの果穂

ウドの実が熟してきました。

歩道上にかかる枯れ枝を撤去しました。

ホコリタケ

歩道下に決壊部分があり、安全確保のためピンクテープとトラロープを使って注意喚起を行いました。

歩道下の空洞の様子

2022年8月26日 金曜日 晴れ
本日は空沼岳の歩道にかかるササ刈りなどを行いました。木天蓼(またたび)小屋前でお会いした家族の方々です。早朝から入林されて、戻ってこられたところです。
ルールとマナー等のリーフレットをお渡ししました。

ササ刈り中

歩道上に倒木があり、それを避けて通るために脇道が作られていました。
植生保護のため、倒木の撤去を行いました。

撤去後

コガネホウキタケ

歩道上でお会いした方です。
お昼から散策を開始し、万計山荘で一泊する予定とのことでした。

案内板の文字が薄くなっていたため補修を行いました。

補修作業中

2022年8月23日 火曜日 雨時々曇り
本日は八剣山の中央口コースから頂上までを巡視しました。その後、西口コース歩道のササ刈りを行いました。
中央口コース入口の様子

中央口コースの歩道が滑りやすくなっており、転倒の危険性があるので道筋にロープを張り、安全確保できるようにしました。

オオウバユリの果実が大きく実ってきました。

イヌセンボンタケの群生

アオカナブン
コガネムシの仲間で樹液などを餌にしています。

南口コースと中央口コースとの分岐点

苫小牧からいらっしゃった方で、色々な山を散策されているそうです。
登山ルールに関するリーフレット等をお渡ししました。

モイワシャジン。シャジンとはツリガネニンジンの漢名「沙参」に由来しています。
花柱が花冠から突き出しています。

歩道上では9名の方とすれ違いました。

この時の山頂には誰もいませんでした。

八剣山西口コースの入林口
歩道のササ刈りを行いました。

2022年8月21日 日曜日 晴れ
本日は無意根山薄別コースの無意根尻小屋までを巡視しました。
宝来小屋横の案内看板が破損していたため、補修を行いました。

補修後の様子

本日は第二ゲート前の駐車スペースにはたくさんの車両が駐車されていました。

モウセンゴケ

ナガボノシロワレモコウ

タチギボウシ

エゾオヤマリンドウ

ウメバチソウ
花が梅の花に似ていることからこの名がついたそうです。

アカモノ(別名イワハゼ)

ネジバナ

山頂から無意根尻小屋へ降りてきた方です。
ひとりで散策を楽しんでいるとのことでした。
登山ルールに関するリーフレットをお渡ししました。

キベリタテハ
名前の通り羽根の外縁が黄色になっています。
羽根の表側には類似種がおらず、他種との区別がつきやすい蝶です。

無意根尻小屋にときどきやってくるアオダイショウ

歩道上にかかる枯損木、ササなどを撤去しました。

歩道の下が空洞になっている危険箇所があるためピンクテープを張りました。

2022年8月20日 土曜日 雨
本日は支笏湖方面の各入林口を巡視しました。イチャンコッペ山の入林口

国道276号線沿いの風不死岳北尾根コースの入林口

恵庭岳入林口
本日は、この位置から見えるはずの山頂が全く見えません。

紋別岳入林口の案内看板

紋別岳の入林口の様子

風不死岳樽前コースの入林口の様子

樽前山7合目ヒュッテ前にある入林者名簿記入台

シラタマノキ

ミヤマハンノキ

サワシバ
5月ごろに花が咲いた後に、ホップのような実をつけるのが特徴です。
材質は硬く、家具などにも利用されます。

クサフジ

エゾシカに出会いました。

八剣山小屋の清掃を行いました。

2022年8月19日 金曜日 晴れ
本日は定山渓天狗岳の3合目付近に向かい、以前、入林者の方から進行方向がわかりにくいというご意見があった歩道に指標を設置しました。
ハナホウキタケ

オオバタケシマラン

進行方向がわかりにくい箇所に案内板を設置しました。


歩道脇に踏み跡による通路ができていたため、
倒木や石などを利用して誤進入を防ぐための処置をしました。

ピンクテープで進行方向を表示しました。

ツリフネソウ(別名ムラサキツリフネ)

フクロツチガキ
星形の座布団の上に胞子の入った袋が乗っています。

定山渓天狗岳でお会いした方々です。楽しく散策をしてきたとのことでした。
登山ルールに関するリーフレットをお渡ししました。

2022年8月16日 火曜日 雨
本日は大雨で大気の状態も不安定だったため、恵庭岳・空沼岳・札幌岳・小天狗岳等の入林口を巡視しました。
今日の恵庭岳には入林者は一人もいないようです。
国道453号線の千歳市幌美内~支笏湖温泉間は大雨による落石等の危険があり、通行止めとなっていました。
そのため紋別岳・風不死岳の巡視を中止し、空沼に向かいました。
空沼岳入林口へ向かいましたが、歩道上が大雨による激流となっており通行不可能となっていた為、ここも引き返しました。

札幌岳冷水小屋です。
駐車スペースには本日、一台の車も停まっていませんでした。

小天狗岳入林口

トカチフウロ

オオイタドリ
雌雄異なる株で、雌花は下向きに穂状に垂れ、雄花は上向きに立ちます。
「大痛取」とも書き、伝承的に健康保持機能が期待される野草として知られています。

国道453号線沿いのゲートのそばには不法投棄が目立っています。不法投棄は犯罪です。
植生への影響も考えられますので、絶対にやめてください。


2022年8月14日 日曜日 雨
本日は野幌自然休養林を巡視しました。ここは大都市近郊にありながら、まとまった面積の森林が残されている数少ない平地林です。

公園内には散策路が17コースあります。
大沢口の駐車場です。
夏休み中ということもあり、子ども連れのご家族が多く入林していました。

大沢口周辺で、ボランティアで清掃してくださっている方とお会いしました。
自分が気持よく歩きたいからとのことでしたが、環境保全にご協力いただき有り難いことでありがとうございます。

野幌森林公園の利用についての注意事項

石狩森林管理署からの注意事項です。

途中でお会いしたご家族の方々です。
植物の名前についての質問をいただきました。

瑞穂の池の水蓮の花

大沢園地のトイレ

四季美コース(1.9キロメートル)にある大沢の池

ツチアケビの花。無葉ランです。

ツチアケビの実
花後には肉質で赤色バナナ型の実をつけます。

タチギボウシ

キンミズヒキ

カラマツコース(1.6キロメートル)にある原の池

ツルニンジン
キキョウ科の多年草です。根が高麗人参に似ていることからその名がつきました。

2022年8月13日 土曜日 曇りのち晴れ
本日は、夕日岳を巡視しました。入林口の様子

早くもホオノキの実が落ちていました。

案内看板が破損していたため補修を行いました。

見晴台から見た無意根山(右)、中岳(左)

余市岳(左)、定山渓天狗岳(中央)、小天狗岳(右)

歩道上にかかる枯れ枝、歩道脇のササ等を安全確保のため撤去しました。

ホウキタケ

ツルリンドウ

サワシバ(別名提灯シデ)の果穂

山頂の様子

2022年8月12日 金曜日 曇りのち晴れ
本日は恵庭岳を巡視しました。恵庭岳の駐車スペースの様子
本日は入林者名簿に記載していない入林者の方々が散見されました。
緊急時の安全確保の為に必ずご記入の上、散策するようにお願いします。

第二見晴台から先には大規模な崩落が見られるため、入らないようにお願いします。
案内看板が設置されています。必ずご確認をお願いします。

ヤマハハコ
陽当たりの良い所でみられ、乾燥にも強い植物です。

マスタケ

休憩中の方にお会いし、リーフレットをお渡しし、トイレマナーについて等のお話をしました。
道内の様々な山に挑戦しているとのことでした。

4合目付近から見た紋別岳と支笏湖の様子

ナギナタタケ

道標としてピンクテープを設置しました。

二手に分かれている上り・下りの歩道がわかるように看板を設置しています。

イワブクロ

シラタマノキ(別名シロモノ)

本日は雲に覆われ周囲の景色はほとんど見えませんでした。

2022年8月9日 火曜日 曇り
本日は空沼岳入林口の悪路整備を行いました。空沼岳に初めて挑戦する方が多くなる時期ですが、入林口がわかりにくいという声をよく聞きます。
案内看板に従って採石場の間を通過して奥に進みます。

入林口手前が悪路となっており、土嚢などを使って補修を行いました。

コエゾゼミ

続いて無意根山薄別コースの入林口迄を巡視しました。

林道の頭上に枯れ枝があり、危険防止のため撤去しました。

入林口近くにある宝来沼。
木々が邪魔して歩道からは若干見にくいため通り過ぎてしまう方も多いと思われます。

歩道脇が決壊しています。
危険防止のためのピンクテープを張り替えました。

入林口から見た札幌岳

宝来小屋内の清掃を行いました。

2022年8月7日 日曜日 晴れ
本日は朝日岳薄別左岸コース(旧豊林荘)から岩戸公園コースを巡視しました。
タチギボウシ

歩道上にササが覆いかぶさり、歩道がわかりにくくなっていたため、刈り取りを行いました。

コエゾゼミ

薄別左岸コースでお会いした方です。
札幌近郊の様々な山を散策しているとのことでした。
本日お会いした方はこの方のみでした。

ハンノアオカミキリ

山頂の様子

ニカワジョウゴタケ

歩道上に枯れ根が突出しており、危険防止のため刈り取りを行いました。

ベニバナイチヤクソウ

ミヤママタタビ

歩道上に倒木があり、撤去しました。

岩戸公園コースの入林口の様子

2022年8月6日 土曜日 晴れ
本日は八剣山を巡視しました。南口コースから西口コースを下り、再度中央コースから南口コースとの分岐点まで上り、南口コースから下りました。

ルリボシカミキリの雄と雌

破損していた案内看板の補修を行いました。

ヘビイチゴ

ロープは頼らずに補助として使用してください。

ツリガネニンジン

カワラナデシコ

山頂手前の様子

山頂の様子
遠くに烏帽子岳と神威岳が見えます。

山頂でお会いした方々です。
近いうちにイチャンコッペ山に挑戦したいとのことでした。
登山ルールに関するリーフレットをお渡し、登山時のトイレマナーについてお話ししました。

マムシグサ

ヤマブドウの葉についているのは、赤色円錐形の虫えい(虫こぶ)の一種で、ブドウトックリタマバエの幼虫がブドウの葉に寄生してできたもの。

2022年8月5日 金曜日 晴れ
本日は札幌岳冷水沢コースの林道から山頂までを巡視しました。
アキノキリンソウ

入林口から約1時間半歩いたところにある冷水小屋。
北海学園大学が管理しています。札幌岳頂上北西約2キロメートル標高900メートルです。

歩道上に枯れ根が突出していたため、危険防止のために切り取りを行いました。

歩道の段差がササなどにより見えにくくなっていたため、ササ刈りを行いました。

エゾオトギリ

山頂の様子
本日山頂には誰もいませんでした。

雲から覗いている恵庭岳

藻岩山南側と札幌市街が見えます。

羊蹄山

無意根山(右側)と中岳

2022年8月2日 火曜日 晴れ
本日は小天狗岳を巡視し、その後夕日岳の入林口を巡視しました。小天狗岳入口の様子

ウドの花

8月1日から8月10日まで歩道の修復作業中です。
去年に引き続き歩道に残っている鉄杭を抜き取り、歩道に丸太を敷いて階段を設置しています。

アカヤマドリダケ。かさの直径が27センチメートルもありました。
ミズナラの林床に群生するそうです。

山頂手前から見たさっぽろ湖

山頂手前から見た定山渓温泉街

セミの抜け殻

小天狗岳山頂の様子

夕日岳の入林口に向かう途中の小川。
枯葉や枝などで流れが悪くなっていたため撤去し、流れを確保しました。

歩道が悪路となっていたため、倒木などを敷いて固め歩行しやすくしました。

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