大雪山GSS山岳パトロール日誌(2026)

令和8年7月30日(木曜日)【黒岳パトロール事務所】
本日は、黒岳7合目から北海沢までの巡視を行いました。
7合目から山頂間は、見頃のお花がエゾノレイジンソウやオニシモツケ等に変わり季節の移ろいを感じます。
トリカブトの仲間であるエゾノレイジンソウ
9合目のオニシモツケの群落
9合目付近から山頂までは、ササや高山植物が伸びてきて歩きづらくなっています。
特に谷側は足元が悪い箇所があり、転落の危険性があります。人とすれ違う際は山側で待つようにしましょう。
9合目の歩道の様子。季節が進むにつれて更に狭くなります。
山頂を越えて、赤石川の近くではバイケイソウが咲いていました。
バイケイソウの群落
北海沢は歩道の雪渓はほとんど無くなっていますが、今年は道迷い防止のマーキングがされていないため、度々道迷いが起こっているそうです(黒岳石室管理人談)。
ガスが濃い日は特に分かりづらいと思いますので、GPSや地図を持って入林をお願いします。
北海沢の雪渓
令和8年7月27日(月曜日)【高原温泉パトロール事務所】
本日は、緑岳山頂まで巡視を行いました。
この日、緑岳では一度も見た記憶のないクルマユリが花を咲かせていました。
どこからか種子が運ばれてきたのでしょうか。
クルマユリ
第一花畑からエイコの沢までの区間の残雪も残りわずかとなり、エゾノツガザクラ、アオノツガザクラ、チングルマ等が見頃を迎えています。
アオノツガザクラの群落
エイコの沢の残雪状況
コマクサ広場から緑岳山頂までの間ではイワブクロやチシマツガザクラが見られました。
また、この辺りでは時折ナキウサギの声も聞こえてきます。この区間は植生保護等のロープは張ってありませんが、写真撮影等は歩道内からお願いします。
チシマツガザクラ
緑岳山頂からは小泉岳方面、板垣新道を通って白雲岳避難小屋までの道が続いています。
白雲岳避難小屋周辺や板垣新道ではヒグマの目撃情報が寄せられていますので、鳴り物(鈴等)や熊スプレーを携行し歩行してください。
緑岳山頂より小泉岳、板垣新道方面
令和8年7月23日(木曜日)【黒岳パトロール事務所】
本日は、黒岳からお鉢平展望台周辺の巡視を行いました。
黒岳7合目付近は、気温が高く熱中症を心配するような天気でしたが、標高が上がるにつれて気温が下がり、絶好の散策日和でした。
ポン黒岳からお鉢平方面を望む
雪解けが進んだ雪田エリアでは、エゾノツガザクラやチングルマの花が咲いています。
エゾノツガザクラとチングルマ
お鉢平周辺にある歩道の多くは、下記の写真のように植生保護のロープが張られていません。
残念なことに、歩道外を歩いている入林者が数名いましたので、マナー啓発を行いました。
貴重な植物がある場所なので、歩道から外れないようにお願いします。
お鉢平周辺の歩道
北鎮岳の雪渓は無くなるまで時間がかかりそうです。
通過の際は滑落や踏み抜き等にご注意ください。
北鎮岳の雪渓
お鉢平の風景(展望台から)
令和8年7月21日(火曜日)【高原温泉パトロール事務所】
本日は、緑岳にてエイコの沢まで巡視を行いました。
前回の巡視から数日が経過し、山の様子も変わっていました。
第一花畑では融雪が進み歩道が出てきたので、植生保護のためロープを張りました。
第一花畑
ロープ張りの様子
第二花畑でも融雪が進んではいますが、踏み抜きが多いため雪割りを行いました。
作業の様子
エイコの沢付近は歩道が少し出てきましたが、まだ雪が残っている状況です。
エイコの沢
融雪が進み、多くの植物が見られるようになりました。
植生保護のためロープを張っているところには入らないようにお願いします。
また、雪が残る場所やぬかるみなどがまだ見られるため、注意して歩きましょう。
令和8年7月15日(水曜日)【銀泉台パトロール事務所】
本日は、銀泉台から赤岳山頂までの巡視を行いました。
7月も中旬になり雪解けが進んでいますが、赤岳ではまだ雪が残っている箇所も多いので、残雪の状況を報告します。
第一花園では融雪が進み歩道が出てきていますが、第一花園を越えた登り口はまだ急な雪の斜面となっています。
第一花園を越えた登り口
第二花園は入り口部分の木道の一部が出ていますが、まだ大部分が雪に覆われています。
第二花園入り口
第三雪渓の上部は歩道が出ていますが、下部はまだ雪に覆われています。
第三雪渓遠景
第四雪渓は途中の一部を除いて歩道が出ています。
第四雪渓
このように雪解けが進み、歩道や植生が出ています。
雪解けが早い箇所では高山植物の花を見ることができます。
入林の際は、歩道が出ている箇所は、歩道上を歩き植生を踏み荒らさないようにお願いします。
第四雪渓の高山植物
令和8年7月14日(火曜日)【黒岳パトロール事務所】
本日は、黒岳からお鉢平展望台までの巡視を行いました。
視界が悪く、小雨も降る1日でしたが、多くの植物を見ることができました。
黒岳もガスに包まれており、午後までこのような天候でした。
黒岳山頂
エゾツツジ
雲ノ平ではチングルマ、エゾノツガザクラが咲き始めており、他にも多くの植物を見ることができます。
必ず歩道を歩き、植生を踏まないようにお願いいたします。
エゾノツガザクラ
チングルマ
道中で植物を食べているエゾシマリスに出会いました。
短い初夏における植物と動物の営みのひとつです。このような光景が見られるのも大雪山の魅力です。
エゾシマリス
本日は植生の踏み荒らしなどの被害はありませんでした。
令和8年7月9日(木曜日)【浮島湿原】
本日は、浮島湿原にて木道の壊れている個所にマーキング作業を行いました。
浮島湿原を巡視しつつ壊れた木道を確認しました。
浮島湿原の様子
老朽化などにより木道が折れている箇所が見られたため目印としてマーキングをしました。
木道の様子
作業の様子
足場が不安定なため、歩行の際は気を付けるようお願いいたします。
令和8年7月8日(水曜日)【朝陽山安全確認作業】
本日は、環境省・上川町・層雲峡ビジターセンター・北海道山岳整備の方々と行われた朝陽山の安全確認に同行しました。
朝陽山は層雲峡温泉街から登れる山ですが、6月初旬からヒグマが出没し注意喚起が行われていました。
今回は山頂まで行きヒグマの痕跡等が無いかの確認を行いました。
朝陽山への入り口
ヒグマの注意喚起案内
途中にはパノラマ台と呼ばれる場所があり、層雲峡温泉街を一望できます。
パノラマ台から眺める温泉街
道中ではいくつかヒグマの糞が見られましたが、いずれも古い物で新しいヒグマの痕跡は見つかりませんでした。
しかしながら、もともとヒグマの生息地ですので入林の際は常にヒグマへの警戒を行って下さい。
古いヒグマの糞
朝陽山山頂
令和8年7月8日(水曜日)【森林パトロール高原事務所】
本日は、高原温泉から小泉分岐まで巡視を行いました。
第一花畑は雪解けが進み、歩道が出てきています。
植生保護のため、緑のロープで規制していますのでご協力をお願いします。
第一花畑の残雪状況
エイコの沢の残雪状況
雪渓の端は雪が薄くなり、踏み抜きやすくなっていますので歩行に気を付けましょう。
山頂は終始ガスがかかっていました。
緑岳山頂から小泉分岐にはホソバウルップソウやチョウノスケソウが見頃を迎えていました。
緑岳山頂の標柱
多数の淡紫色の花を咲かせるホソバウルップソウ
8枚の白い花弁が特徴的なチョウノスケソウ
小泉岳周辺はまだお花を楽しめると思いますが、近くの白雲岳ではヒグマが出没していますので、鈴、ラジオ等の鳴り物を携行し注意して入林してください。
令和8年7月2日(木曜日)【森林パトロール黒岳事務所】
本日は、黒岳山頂から赤石川・北海沢方面まで巡視を行いました。
この時期は黒岳石室分岐から先も各所に残雪があるため、霧が濃い時は道迷いに注意してください。
黒岳石室分岐から赤石川方面への様子
赤石川はまだ雪が残っているため、渡渉の必要はありませんでした。
雪が解け始めると踏み抜く可能性がありますので、通行の際は注意して下さい。
赤石川の残雪の状況
北海沢にも残雪が多くありますので、この先の北海岳に向かう際は上り口を間違えないように地図やGPSで確認をしましょう。
北海沢の状況
雪が解けたところでは、すでに高山植物が花を咲かせています。
登山道から外れることなく、高山植物の植生保護にご協力ください。
北海沢で見られた高山植物
また、石室分岐から北鎮岳方面に向かう斜面を遠くから確認すると、こちらもまだ雪が残っていました。
特に朝方は滑りやすいので滑落に注意して下さい。
北鎮分岐へ上る斜面の様子
お問合せ先
計画保全部 計画課
ダイヤルイン:050-3160-6283




