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北海道森林管理局

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    令和5年度 地域管理経営計画等の策定に関する地元意見交換会の概要について

    令和6年度の地域管理経営計画等の策定にあたり、地域の皆様からの御意見・御要望を伺う機会となる地元意見交換会を開催しましたので、その概要を公表します。

    1.日高森林計画区(主催:日高南部森林管理署)

    (1)開催日時:令和5年10月17日(火曜日)  13:30~15:30

    (2)開催場所:新ひだか町 静内エクリプスホテル(サンシティ)

    (3)出席者:北海道3名、関係市町村7名、地元アイヌ協会1名、ボランティア団体5名、
                      一般参加者(業界関係者含む)15名、森林管理局・署関係者15名  計46名

    (4)意見の概要

    • 今後においても事業を継続的、安定的に実施していただきたいとの要望があり、森林管理局からは、森林資源の今後の成長見通しを伝えた上で、取組を進めていくと回答した。
    • 低コスト造林の実施は、良い取組であると意見があり、森林管理局からは、森林整備を行う箇所の団地化について紹介した。
    • 森林ボランティアの活動について、植樹や育樹等の活動を通じた町民と森林管理署の相互理解を深めるため、今後についても継続したいので協力して欲しいとの要望があり、森林管理署からは、引き続き実施していきたいと回答した。
    • 登山道整備について、引き続き豪雨後等における早急な修繕対応をお願いしたいと要望があり、森林管理署からは、環境省や自治体と相談しながら対応していきたいと回答した。
    • アイヌ共用林の協定締結後、初となる神具の採取の対応いただいたところ、今後についても継続したいので、協力してほしいと要望があり、森林管理署からは、自治体とも話しながら取組を実施していきたいと回答した。

      日高森林計画区(日高南部署主催)

    2.日高森林計画区(主催:日高北部森林管理署)

    (1)開催日時:令和5年10月19日(木曜日)  13:30~15:30

    (2)開催場所:平取町 ふれあいセンターびらとり(多目的集会室)

    (3)出席者:国土交通省2名、環境省1名、独立行政法人1名、北海道4名、関係市町村10名、森林組合1名、
                       ボランティア団体1名、地元アイヌ協会4名、一般参加者(業界関係者含む)10名、
                       森林管理局・署関係者20名    計54名

    (4)意見の概要

    • 平取町から、「21世紀アイヌ文化伝承の森再生計画-コタンコㇿカムイの森づくり推進のための協定書-」に基づく取組の詳細を定めた実施協定の締結、分収造林制度やアイヌ共用林野制度の活用について、協議を進めたい旨の要望があり、森林管理署からは、これら要望に対して、具体的な事務を進めていきたい旨を回答した。
    • シマフクロウの生息環境を改善するため、魚類の生息環境の改善等も含めて取り組んでいる。そのためのワーキンググループの設置等を検討していることについて、森林管理署に対して参加等の要望があったほか、伝統文化の再生に向けた協力依頼があった。これに対し、森林管理署からは、日常的なすり合わせの場は重要であることから、積極的に参画していくとともに、今後とも課題の共有に努めたい旨を回答した。
    • アイヌが丸木船の材料としたカツラなどは、樹齢200年から300年の大木が用いられていたところであり、北海道古来の豊かな森を再生するために、将来を見越した時間軸での森林管理をお願いしたいとの意見があり、森林管理署からは、大木を持続的に育成する枠組みを設定できないか、森林管理局とも調整してきたいと回答した。
    • 国立公園の指定に際し、登山口にアクセスする林道の災害対策や維持管理、レクリエーションの森の整備・活用などの要望があり、森林管理署からは、今後も適切に対応していく旨を回答した。
    • 災害防止のため、引き続き国道等に面した既設の治山施設の維持・整備をお願いしたいとの要望があり、森林管理署からは、国道などの幹線や人家周辺など、優先順位をつけて治山施設の整備に努めていく旨を回答した。
    • 地元のイベントや森林教室などへの参加・協力要請があり、森林管理署からは、地域振興支援として、日高地区に所在する国の他の行政機関等とも連携・協力して取り組む考えを示した。
    • 地球温暖化対策としての木質バイオマス利用に関して、林地残材の活用等について助言の要請があり、これに対して、森林管理署からは、林野庁や森林管理局に照会しながら、情報提供していく旨を回答した。

      日高北部署主催

    3.渡島檜山森林計画区(主催:檜山森林管理署、渡島森林管理署)

    (1)開催日時:令和5年10月20日(金曜日)  13:30~15:

    (2)開催場所:八雲町 総合保健施設シルバープラザ(ふれあいホール)

    (3)出席者:北海道8名、関係市町村14名、研究機関1名、一般参加者(業界関係者含む)5名、
                       森林管理局・署関係者19名  計47名

    (4)意見の概要

    • カーボンニュートラルに向けた取組が計画に盛り込まれているか質問があり、森林管理局からは、計画にも位置付けていると回答した。
    • 次期の計画から新たに盛り込む内容はあるのかとの質問があり、森林管理局からは、収支プラス転換を目指す「新しい林業」等を掲げることとしていると回答した。
    • 樹下植栽により造成した複層林の上層木の伐採搬出について苦慮しており、国有林においてアドバイスがあれば、教えていただきたいとの質問があった。これに対し、森林管理局からは、同様に苦慮しており、現在は帯状又は群状に伐採して、その後の施業に苦慮しないような形の複層林造成に取り組んでいることや、既に樹下植栽された複層林については、下層木の成長を待ってから、上層木と下層木をまとめて伐採搬出することもしている旨を回答した。
    • エゾシカの被害・有害鳥獣への対策に関して、国有林と地域関係者との役割分担について、その事例や流れについて質問があり、森林管理署からは過去に実施してきた事例を紹介しつつ、説明を行った。
    • 機能類型の自然維持タイプと山地災害防止タイプの考え方や治山事業等の取扱いが、そのタイプごとに違ってくるのかとの質問があり、森林管理局からは、必要な箇所では、機能類型を問わず、治山事業を対策していると回答した。
    • 道南地方に植栽されているスギの今後の更新に関し、スギ以外の在来樹種へ転換していくのか、また、国有林におけるスギの植栽状況はどうなのかについて質問があり、森林管理局からは、渡島檜山地区の国有林は一般的に生育条件が不利な奥地に位置しておりスギの生育が良くないことから、近年は植栽をしていないと回答した。

      渡島檜山主催

    お問合せ先

    計画保全部 計画課

    担当者:森林施業調整官
    ダイヤルイン:050-3160-6283

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