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北海道森林管理局

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    令和4年度 地域管理経営計画等の策定に関する地元意見交換会の概要について

      地域管理経営計画等の策定にあたり、地域の皆様からのご意見・ご要望を伺う機会となる地元意見交換会を開催しましたので、その概要を公表します。

    1.十勝森林計画区(主催:十勝東部森林管理署、十勝西部森林管理署、十勝西部森林管理署東大雪支署)

    (1)開催日時:令和4年10月21日(金曜日)  14:00~16:00

    (2)開催場所:帯広市とかち館 (鳳凰の間)

    (3)出席者:北海道3名、関係市町村11名、一般参加者(業界関係者含む)5名、地元アイヌ協会2名、
                       森林管理局・署関係者18名    計39名

    (4)意見の概要

    • 森林管理局が進める多様な森林づくりの取組にもある、天然林の伐採について、どのような森林を対象に考えているのか。
    • 国有林に関連した土砂流出などについて、情報共有や対策に取り組んでほしい。
    • 有害鳥獣の捕獲について、市町村や猟友会等と連携して取り組んでほしい。
    • 広葉樹の出材は、人工林からの出材はあるが、外材も入ってこないため厳しい状況にある。自然環境の保全や生物多様性等への配慮は当然行いつつ、天然林からの一定量の広葉樹の伐採を計画してほしい。
    • 主伐後の植栽について、㏊あたりの苗木の植栽本数は減らせないのか。また、苗木の植栽や下刈作業等林業における労働力不足も深刻である。機械作業が可能になるような造林の仕様も検討してほしい。
    • 大雨災害に伴う流木対策や山腹崩壊などの森林整備や治山事業をお願いしたい。また、過去に被害のあった林道の復旧を行って頂きたい。あわせて、老朽化した林道の修繕や維持管理も実施してほしい。
    • 日高国立公園化に伴う経営方針について、どのように考えているのか。
    • アイヌの文化継承について、計画書に取り入れてほしい。また、アイヌの伝承儀式で使用する木材の供給もお願いしたい。
    • アイヌのチャシ(史跡)が開発等により壊されないように保護してほしい。

      十勝_帯広市(とかち館)_R

    2.上川南部森林計画区(主催:上川中部森林管理署、上川南部森林管理署)

    (1)開催日時:令和4年11月1日(火曜日)  13:30~15:30

    (2)開催場所:旭川市大雪クリスタルホール (国際会議場)

    (3)出席者:環境省1名、北海道3名、関係市町村9名、森林組合3名、一般参加者(業界関係者含む)10名、
                       地元アイヌ協会3名、研究機関1名、森林管理局・署関係者40名    計70名

    (4)意見の概要

    • 年間伐採量に係わり、一般材・低質材の比率を知りたい。
    • 人工林に占めるカラマツの比率はどのくらいか。また、カラマツ人工林の伐採後は樹種転換するのか。
    • 熊の出没について、食料が少なくなっていることが考えられるが、木を植える際には食料となる木も植えるように検討してほしい。
    • 過去に整備した施設等について、国有林内か現地確認をお願いしたい。
    • 天然力を活用した森林づくりを実施されているが、今後は天然木の活用のため天然林の伐採を復活させてほしい。
    • 苗木の植栽本数について、主伐後の植栽の際には植栽本数を減らすなど、低コスト化が図られるよう保安林の指定施業要件の改正を求めたい。
    • 広葉樹について旭川銘木市では、20cm位の小径木も扱っているが、旭川家具工業協同組合と意見交換を行ってきた中で、地域の産業のためにも広葉樹の有効利用のためにも安定的な供給をお願いしたい。
    • 木材需給に応えるため供給量が増加しているが、輸送に問題がある。運転手不足や運材時期の指定があり、運材ができず運びきれない。そのため、壊れにくい林道の作設してほしい。また、将来の効率的な搬出を考えれば、トレーラーの走行可能な林道整備をお願いしたい。
    • 流域管理システムを今後も行っていく意義は何か。見直しはあるのか。
    • カーボンニュートラル等の取組について、計画の中に明文化されるのか。

      上川南部_旭川市(大雪クリスタルホール)_R

    3.網走西部森林計画区(主催:網走西部森林管理署、網走西部森林管理署西紋別支署)

    (1)開催日時:令和4年11月10日(木曜日)  10:00~11:40

    (2)開催場所:遠軽町芸術文化交流プラザ (小ホール)

    (3)出席者:北海道3名、関係市町村5名、一般参加者(業界関係者含む)6名、森林管理局・署関係者29名    計43名

    (4)意見の概要

    • ゼロカーボンシティを宣言し、計画を作成して進めているところであるが、国有林の二酸化炭素吸収量について、情報共有をお願いしたい。
    • 管内には、ピアノの響板を供給しているような工場もあり、かつては地元のアカエゾマツ資源を利用してきた。広葉樹の話だけではなく、天然林のアカエゾマツの供給もお願いしたい。
    • 地域振興のためにも地元のニーズを踏まえ、広葉樹資源の安定供給に向けた取組をお願いしたい。
    • 林業の活性化のため地域材のブランド確立に関して、森林認証材についての一般市民の認識や関心度が低いので、行政機関としても啓発についてお願いしたい。
    • 林業労働者がいない中で、特に造林作業員が不足している。その中で、造林作業の高効率化や簡素化を進めていただいているところだが、保安林の指定施業要件の植栽指定における、植栽本数を現場の実態に合わせ、減らせないのかの検討をお願いしたい。
    • 天然林の資源も回復してきていることと思われるが、国有林の天然林の資源把握や天然林の取扱いに情報共有をお願いしたい。

      網走西部_遠軽町(芸術文化交流プラザ)_R

    お問合せ先

    計画保全部 計画課

    担当者:森林施業調整官
    ダイヤルイン:050-3160-6283

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