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北海道森林管理局

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    令和3年度 地域管理経営計画等の策定に関する地元意見交換会の概要について

    地域管理経営計画等の策定にあたり、住民参加の森林づくりを進める一環として、地域管理経営計画等に関してのご説明を行うとともに、地域の皆様からの森林計画に対するご要望等をお伺いする機会として、「地元意見交換会」を開催していたところですが、令和3年度の開催については、コロナウイルス感染拡大防止の観点から対面による方法を避け書面による開催といたしましたので、その概要を公表します。

    意見等の聴取期間:令和3年1217日(金曜日)~令和4114金曜日

     1.後志胆振森林計画区(主催:後志森林管理署)

    1)参加者:北海道4名、市町村17名、森林組合3名、一般参加者(業界関係者含む)14

    2)意見の概要

    • 森林面積の半分以上を占める国有林において、水源涵養機能など森林の持つ多面的機能が持続的に発揮できるような計画としてもらいたい。
    • アイヌ民族の伝統儀式に必要な樹木等の伐採を許可してほしい。

    2.石狩空知森林計画区(主催:石狩森林管理署、空知森林管理署、北空知支署)

    1)参加者:北海道3名、市町村39名、森林組合7名、一般参加者(業界関係者含む)56名、地元アイヌ協会3名、
                       研究機関1名 

    2)意見の概要

    • 「カーボンニュートラル」に向けて国有林の果たす役割は非常に大きなものであり、SDGsへの取組、国土強靱化や水資源確保の観点からも森林の持つ多様性、機能性を盛り込んでほしい。
      また、地域との共存共栄・連携強化も盛り込んでほしい。
    • 自然観察等の際のマナーについて掲示板等を増やしてほしい。また動画等も活用して啓発してほしい。
    • 天然力を活用して針広混交林を広げ、教育等にも活用してほしい。
    • 石狩地区は山林の大半が国有林で、民有林だけでは整備が行き届かず、民有林と一体となるような森林整備を進める取組を盛り込んでほしい。
    • 民有林も事業箇所が奥地になってきているため、国有林林道を共同利用する等の官民連携した取組をしてほしい。
    • 国有林野を活用し、林業の成長産業化につなげてほしい。また、市町村や森林組合等を指導して産業成長化を主導してもらいたい。
    • 自然維持タイプや森林空間利用タイプの比率を向上してもらいたい。
    • 天然更新、針広混交林への取組から択伐による大径木の生産に取り組んでもらいたい。
    • 毎年執り行っている儀式の際に国有林への入林の許可等について配慮をお願いしたい。

    3.上川北部森林計画区(主催:上川北部森林管理署)

     (1)参加者:北海道開発局1名、北海道農政事務所1名、北海道2名、市町村8名、研究機関4名、
                        一般参加者(業界関係者含む)16名

     (2)意見の概要

    • トドマツの建築材利用を進める好機となっていることから、再造林を確保しつつ木材の安定供給に努めてほしい。
    • 上川北部地域にも中間土場のような拠点があれば、民有林と一体となった地域材の流通活性化と効率化に資するものと思う。また、林道の開設・改良に合わせその先の流通も見越した取組をしてほしい。
    • 長期的かつ多様な需要に対応するため、様々な樹種を安定して供給できる多様性をもった森林整備に努めてほしい。
    • みどりの食料システム戦略に掲げられている「CO2ゼロミッション化の実現」及び「早生樹・エリートツリーの林業種苗9割導入」について次期の地域管理経営計画に盛り込んでほしい。

      お問合せ先

      計画保全部 計画課

      担当者:計画調整官
      ダイヤルイン:050-3160-6283

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