令和元年度3回目森林教室
「地域のもりから学ぶ森林づくり(第3回森林教室)」を実施
9月5日(木曜日)、定山渓中学校の生徒を対象に奥定山渓国有林において森林教室を実施しました。今回の森林教室では「森林を育てよう」をテーマに、奥定山渓から幼樹で採取し育苗したトドマツ、ミズナラ、イタヤカエデ等の苗木を、再び奥定山渓の森林に返し森林の持つ機能を発揮させることなどを目的として実施しました。
開会式は中学校の体育館で行い、最初に再生段ボールでできたカミネッコンを組み立て、メッセージやイラスト等を描き、カミネッコンにポット苗木と土を入れて完成です。

再生段ボールでできたカミネッコンの組み立て

カミネッコンにポット苗木と土を入れる

植栽用苗木の完成
完成した苗木を持って奥定山渓国有林へ移動し、5~7個を1組として25本植栽し水をかけました。

植栽した苗木

植栽後の水かけ
奥定山渓の活動地には、平成24年からカミネッコンを活用した苗木を植栽していますが、シカの食害等により、枯れたり、生長が遅かったりしていたことから、平成28年から苗木をシカ食害等から守るために柵を設置しています。
柵を設置したことについて、苗木のシカ食害等が少なくなったことやシカ食害に強い樹種等について生徒と意見交換をしました。

シカ食害等について意見交換
その後は、植栽している苗木の生長調査、設置している柵内の除草、今回植栽した苗木をシカ食害等から守るための柵を設置しました。

柵の効果もあり育っている植栽木の生長調査

柵内の除草

柵の設置
当日は天候もよく、奥定山渓の自然を親しみながらの森林教室となりました。
お問合せ先
石狩地域森林ふれあい推進センター
ダイヤルイン:011-533-6741