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中部森林管理局

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    森林整備の方向


    公益的機能の推進

    「国民の森林」である国有林の管理経営の基本は、公益的機能の発揮です。
機能類型にふさわしい森林の取り扱いを進めていきます。

    東信森林管理署では、国土の保全や水資源の涵養、環境の保全などの公益的機能の維持増進を重視した管理経営を推進しています。このため、ひとつひとつの森林を重点的に発揮させる機能によって「山地災害防止」「自然維持」「森林空間利用」「水源涵養」の4つのタイプに類型化した上で、適切な管理経営に努めています。

    ○公益的機能の発揮を重視する公益林

    山地災害防止タイプ

    当流域の国有林は、全般的に見ると緩やかな地形となっていますが、八ヶ岳連峰や南相木村、川上村等の一部をはじめ、急峻な地形となっていることから主に土砂の流出、崩壊の防備等山地災害防止機能の発揮を第ーとし、 そのため根系が深くかつ広く発達し、下層植生の発達が良好な森林の土砂の流出・崩壊防備等の機能を高める森林等を目標としています、具体には治山事業をはじめ針葉樹と広葉樹が混じり合った森林を造る混交林施業などを推進することとしています。


    (当該国有林のうち24% 14,205ヘクタール)

    自然維持タイプ

    貴重な森林生態系の維持等生物多様性の保全機能の発揮を第一の目標とし、そのために良好な自然環境を保持する森林、希少な生物の生育・生息に適している森林等を目標として管理経営しています。保護林3,998ヘクタールを含んでいます。


    (当該国有林のうち12% 6,752ヘクタール)

    森林空間利用タイプ

    この流域は、保健 レクリエーション機能又は文化機能の発揮を第一とし、そのために多様な樹種で構成された周辺の山岳や渓谷等と一体となって優れた自然美を構成する森林等を目標として、森林の利用形態等に応じた多様な森林を維持·造成する地域で、日本を代表する観光及び避暑地の軽井沢をはじめとして、菅平高原、美ヶ原高原、湯の丸・高峰高原、白樺高原、野辺山高原、千曲川、八ヶ岳連峰などの山岳地形が相まった優れた自然景観を成した地域を民有林と一体となって、千曲川上流の豊かな自然をあらゆる人達が利用できる森林の整備とその提供していくこととしています。(レクリエーションの森4,816ヘクタールを含んでいます。)


    (当該国有林のうち13% 7,728ヘクタール)

    水源涵養タイプ

    主に渇水緩和や水質保全等水源涵養機能の発揮を第一とし、浸透·保水能力の高い森林土壌の維持及び根系、下層植生の発達が良好で、諸被害に強い森林を目標とし、それぞれの森林の現況等に応じた施業を行います。
    なお、水源涵養機能の確保に留意しつつ、森林資源の有効利用を図ることとしています。


    (当該国有林のうち51% 30,056ヘクタール)

    当署のHPデータ時点は第5次地域管理経営計画(千曲川上流)樹立時点(H31.4)です。

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