3-50御岳希少個体群保護林【18ha】
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オサバグサ分布の最西端 |
設定目的
オサバグサの国内分布の最西端にあたる、貴重な個体群の保護を目的とします。地況・林況
当保護林は、標高1,970~2,100mに位置し、気候は日本海側気候と太平洋側気候との接点であり、やや内陸性をおびています。推定年平均気温は標高1,500mで8℃程度、年降水量は2,000mm以上、最深積雪は150cm以上です。岐阜県内のオサバグサの分布地は御岳と恵那山の2箇所のみであり、当該地は、オサバグサの分布の西限とされています。 オサバグサ生育地の植生は、高木層はシラビソ、オオシラビソ、トウヒ、コメツガ、ダケカンバなどにより構成され、樹高は20~30mです。低木層は2~7mで植被率は10~20%程度と低く、発達は悪いです。草本層はオサバグサ、カニコウモリ、バイカオウレンなどが優占します。オサバグサの根元にはコケ層が発達し、その腐植の中に根を下ろしてオサバグサが生育します。
法指定等
水源かん養保安林、御嶽山県立自然公園所在地
岐阜県高山市モニタリング調査結果
平成30年度(PDF : 457KB)その他リンク
御岳自然休養林(レクリエーションの森)お問合せ先
計画保全部計画課担当:生態系保全係
ダイヤルイン:026-236-2612