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中部森林管理局

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    2-4戸隠山生物群集保護林【1889ha】

    特異な地形、人工林と天然林、多種多様な生物の生息域

    設定目的

    戸隠山麓とがくしさんろくにはスギ、カラマツの人工林や、ハルニレ、ヤチダモ、シラカバ、ウラジロモミ等から構成される天然林等の様々な自然環境を有しており、アカショウビンをはじめ、34科103種の多種多様な野鳥が生息しています。 これらの生物群集を有する森林の保護・管理を図ることを目的としています。

    地況・林況

    全域が起伏の激しい岩石地帯となっています。戸隠山とがくしやま (1,904m)を中心に、南西に西岳にしだけ(2,053m)、北に五地蔵山ごぢぞうやま(1,998m)、高妻山たかづまやま(2,353m)、乙妻山おとつまやま(2,318m)の稜線部とそれを囲む岩稜線地帯で構成されており、特に戸隠から西岳連峰の東側は大絶壁となって怪異な姿を示しています。保護林を形成する特異な地形の中でも、蟻の塔渡りは、凝灰角礫岩ぎょうかいかくれきがんの硬い部分が侵食を受けて、ひと一人がやっと渡れるほどの細さで切り立った尾根になっています。
     標高1,600~1,900m付近にはブナ林、ダケカンバ林、そしてその上部は高山性の露岩植生ろがんしょくせいとなっています。その山麓に位置する戸隠森林植物園一帯は「小鳥の森」と呼ばれ野鳥の宝庫として知られています。ハルニレ、ヤチダモ、ハンノキ、ブナなどの天然林、シラカバやミズナラなどの二次林、スギ、カラマツなどの人工林、多数の湿原や池など多様な環境があり多数の野鳥の生息・繁殖を支えています。

    標高:約1,200~2,353m
    気候:日本海側気候から内陸型気候への移行帯
    降水量:1,253mm
    地質:沖積層、火山灰
    土壌:湖底堆積層、褐色森林土、暗色系褐色森林土ポドゾル土壌等

    法指定等

    水源かん養保安林、保健保安林、鳥獣保護区、妙高戸隠連山みょうこうとがくしれんざん国立公園、戸隠・大峰自然休養林

    所在地

    長野県 長野(ながの)戸隠(とがくし)

    モニタリング調査結果

    令和元年度(PDF : 406KB)

    その他リンク

    戸隠・大峰自然休養林(レクリエーションの森)

    お問合せ先

    計画保全部計画課
    担当:生態系保全係
    ダイヤルイン:026-236-2612