2025年5月19日(196号)
中部森林管理局メールマガジンでは、広報誌「中部の森林」の記事を基に、国有林で行われている森林づくりに関する様々な話題をはじめ、管内各地からのお便りなど、森林・林業に対しご関心をお持ちの皆様方に情報を提供させていただいております。
また、ご購読いただきました皆様方からのご意見やご要望などを事業の参考にさせていただきます。
さて、今回のメールマガジンですが、森林整備部長からのメッセージなどを記載しています。
最後までお読みいただければ幸いです。
INDEX
1.森林管理局からのメッセージ
2.広報「中部の森林」初夏(5月号)(第253号)
3.公売・入札情報
☆編集長だより
1.森林管理局からのメッセージ
「森林と人とのかかわり」 森林整備部長 村上卓也
このメールマガジンへの寄稿を依頼されて、書くことがすぐに思いつかなかったのですが、大学で林学を学び、林野庁に就職してから各地の森林管理局・署等での勤務を経て、現職に至るまでのことを振り返り、感じたことを記してみたいと思います。
昭和から平成に元号が変わる頃、大学で林学を学んでいた当時は、森林に関して保護か開発か、といった単純な対立構図でマスコミ等に取り上げられることが多かった記憶があります。そんなときに、ある生態学の教授から「自然像」と「自然観」という概念の区別、そして自然科学的に見た自然、人ぞれぞれの異なる価値観などから見た自然、それぞれの捉え方について話を聞き、自然の奥深さや、それを色々な視点で学ぶ大切さを感じたことがありました。
そんな関心を持ったまま林野庁に就職し、黒松内のブナ北限の森林、木都(もくと)能代や仁鮒水沢の秋田スギの美林、中央構造線周辺や上高地等における治山事業の現場、伊達政宗公の時代より植樹が進められたものの東日本大震災で被災した仙台湾沿岸の海岸防災林の復旧現場、青森ヒバの美林など、いずれも特色ある森林などを舞台に、公私含めて感慨深い関りをもつことができたことは、幸いな経験であったと思っています。
そして、昨年四月に中部森林管理局に着任し、あらためて木曽ヒノキ林など全国でも有数の森林に接する機会を得ました。本年は、伊勢神宮の式年遷宮用のご神木となる木曽ヒノキを伐採する稀な年であり、森林だけではない地域の様々な歴史や文化などにも思いを馳せる機会にもなりそうです。読者の皆様に何かを論じるだけの知見などはありませんが、是非、皆さんも中部森林管理局等の森林に出かけ、見て、触れて、感じながら、森林への理解を深めていただければ幸いです。
2.広報「中部の森林」初夏(5月)号(第253号)
令和7年度中部森林管理局の取組のポイントを掲載しています。
シリーズ「私の森語り」、「今は昔の林業」なども掲載中です。
【特集記事】
〇令和7年度中部森林管理局の取組ポイント
〇安全な暮らしと安全な環境を守る治山事業
【シリーズ】
〇「現場最前線からの便り」【岐阜森林管理署 西部治山事業所 治山技術官 加藤里実】
〇「私の森語り」【山本木工所 代表取締役 山本和彦】
〇中部の保護林【上高地ケショウヤナギ希少個体群保護林】
〇「秘蔵写真・今は昔の林業」【「裏木曽」その12】
【各地からの便り など】
〇「一日中信森林管理署長」としてみどりの大使が来訪
〇フォトコン開催のお知らせ
☆詳しくはこちらをご覧ください。
⇒ https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html
3.公売・入札情報
https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/apply/publicsale/index.html
中部森林管理局では、より多くの事業者の皆さまに入札情報をお届けするため、中部森林管理局及び森林管理署が発注する各種工事や、造林事業、素材生産事業、物品等の調達情報についてのメールマガジンを毎週水曜日に配信しています。
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編集長だより
4月中旬、良い天気に誘われお弁当を背負ってウォーキング。街を見下ろせる山裾の水路沿いをテクテク、スギやヒノキの林の中にはちょうど見ごろの桜もありました。
途中のいくらか林が開けている場所で何気なく道下を見ると、すぐ下にカモシカが座って?いました。向こうも気づいたようでしたが警戒する様子もなく、「ひなたぼっこしてますけど、なんかごようですかぁ?」といった表情で視線をあわせてくれました。
「春の日差しは気持ちいいですねぇ」などと声をかけて見つめ合った?のち「お邪魔しました」とご挨拶をしてお別れしましたが、しばらく歩を進めてから気づきました。
あの視線は「撮らんのか?!」だったのでは?
「中部の森林 フォトコンテスト2025」開催中です。みなさまからのご応募をお待ちしております。
☆「中部の森林 フォトコンテスト2025」詳細についてはこちらから
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