2025年3月17日(195号)
中部森林管理局メールマガジンでは、広報誌「中部の森林」の記事を基に、国有林で行われている森林づくりに関する様々な話題をはじめ、管内各地からのお便りなど、森林・林業に対しご関心をお持ちの皆様方に情報を提供させていただいております。
また、ご購読いただきました皆様方からのご意見やご要望などを事業の参考にさせていただきます。
さて、今回のメールマガジンですが、東信森林管理署長からのメッセージなどを記載しています。
最後までお読みいただければ幸いです。
INDEX
1.森林管理局からのメッセージ
2.広報「中部の森林」3月号(第252号)
3.公売・入札情報
4.写真コンテスト2025のお知らせ(予告)
☆編集長だより
1.森林管理局からのメッセージ
「カラマツはどこでなにに利用されている?」 東信森林管理署長 佐野周二
東信地域を代表する樹種であるカラマツは、スギ、ヒノキに次いで日本の人工林面積の約1割(100万ha)、都道府県別では、長野県は北海道に次ぐ第2位で24万haとなっており、この2者で全国の6割以上を占めています。長野県内では、カラマツは人工林面積第1位で約5割を占め、東信地域では約8割(8万ha)となっています。
このように東信地域では、カラマツを主体として植林され、木材として利用されていることになりますが、なにに、どのように利用されているのか知らない人が多いのではないかと思いますので、代表的なところを紹介したと思います。
まずは、建築用資材等としての集成材です。集成材とは、板材を繊維(木目)の方向が平行になるように重ねて接着した製品となり、住宅から体育館や校舎などの大型建築物まで使用されています。
次に、土木用資材等として、造園用の足場丸太、軟弱地盤改良材(軟弱地盤に丸太の地盤に差し込むことにより地盤を強化するために利用)と矢板(工事の際に土が崩れないようにする土留め)に使用されています。
そのほか、造作・家具・楽器(ピアノなど)等の材料にも利用されていますし、通常利用する丸太の長さは、4m、3m、2mのところを、珍しい利用として、直材で利用できる希少な14m以上の材を、東京にある江戸川の船着き場で、材を川に差し込んで、船を停留するための柱として利用もされています。
このようにカラマツはいろいろなところで利用されています。もちろん、スギ、ヒノキやナラなどの広葉樹の木材も日常生活の身近なところで沢山、利用されています。森林は「伐って、使って、植えて、育てる」という循環が必要です。まずは、いろいろな場所で一時的にでも関心をもってもらえることが循環への第一歩となりますので、森や木材を探してみてください。
2.広報「中部の森林」3月号(第252号)
各地からの便りなどを掲載しています。
シリーズ「私の森語り」、「今は昔の林業」なども掲載中です。
【特集記事】
〇「木曽悠久の森」設定10周年記念シンポジウムの開催
〇中部森林・林業交流発表会
【各地からのたより】
〇2025年度 みどりの大使の来訪
【シリーズ】
〇「秘蔵写真・今は昔の林業」【「裏木曽」その11】
〇「森林官からの便り」【東信森林管理署 佐久平森林事務所 首席森林官 北沢伸之】
〇中部の保護林【七島八島湿原希少個体群保護林】
〇「私の森語り」【株式会社前田樹苗園 代表取締役 土谷由希子】
〇令和7年度から広報誌発行の見直しを行います
〇国有林野事業業務研究発表会開催
☆詳しくはこちらをご覧ください。
⇒ https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html
3.公売・入札情報
https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/apply/publicsale/index.html
中部森林管理局では、より多くの事業者の皆さまに入札情報をお届けするため、中部森林管理局及び森林管理署が発注する各種工事や、造林事業、素材生産事業、物品等の調達情報についてのメールマガジンを毎週水曜日に配信しています。
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★中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」バックナンバーはこちらから
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4.写真コンテスト2025のお知らせ(予告)
中部森林管理局では、山と人の暮らしの再発見!~中部森林管理局フォトコンテスト2025~を開催いたします。
募集期間は、令和7年4月中旬を予定しております。
☆詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/photo-contest/2025/osirase.html
編集長だより
寒い冬を越えた木々や花が春に向けて準備を進めています。
2月に咲き始めるネコヤナギの「ふわふわ」に春の兆しを、3月に入り漂う沈丁花の香りに春の歩みを感じます。
「花粉の飛散」により「身をもって」春の訪れを感じる方も多い中ではありますが、冬から春への季節の移り変わりは、柔らかな日差しとあわせて、待ち遠しく感じます。(あくまで「現時点での心持ちです」とつけ加えておきます。)
お知らせのとおり、来年度から広報誌の発行回数や誌面構成が見直しとなります。昨年4月から本欄を担当し、季節への思いなどを掲載してきました。読者のみなさまありがとうございました。引き続き「中部の森林」をよろしくお願いいたします。
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