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林野庁

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花粉の少ない苗木を植えよう

『花粉症』の主な原因であるスギやヒノキの花粉。一方で、持続的な森林資源の循環利用のためには、今後もスギ・ヒノキが重要な造林樹種であることは変わりません。
「花粉症はなくしたい。でもスギやヒノキは日本の林業に欠かせない。」
この課題を解決するために、国や県がスギやヒノキの花粉が少ない品種を開発。そこからつくられたのが、花粉の少ない苗木です。

花粉の少ない品種の種類

国立研究開発法人 森林研究・整備機構(以下、「森林研究・整備機構」といいます。)では、都道府県と連携を図りながら、精英樹(成長や通直性、病虫害に対する抵抗性などの形質に優れた木として選ばれたもの)について、雄花の着生の有無や多少の調査・選定等を行い、花粉の少ない品種の開発に取り組んでいます。平成8年度から令和3年度末までに、少花粉スギ147品種、少花粉ヒノキ品種55品種を開発しました。


国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センターホームページ「花粉症対策品種一覧」(令和3年度末現在)(PDF : 511KB)(外部リンク)


少花粉スギ

雄花を全く着けないかごくわずかしか着けず、花粉飛散量の多い年でもほとんど花粉を出さない品種です。

少花粉と従来の比較
(写真:森林研究・整備機構)


無花粉スギ

雄花は着けますが、雄花から花粉を全く出さない品種です。

無花粉スギとの比較
(写真:森林研究・整備機構)


 参考情報

国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 林木育種センターホームページ「花粉症対策品種の開発」

お問合せ先

森林整備部森林利用課

担当者:森林環境保全班
代表:03-3502-8111(内線6216)
ダイヤルイン:03-3501-3845

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