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東北森林管理局では、地域の要請やニーズをふまえ、国民の皆様が森林・林業に対する理解が深められるよう、森林教室、植林・育林等の体験活動、希少種の保護活動等のイベント(森林ふれあい推進事業)を実施しています。
平成26年度は、東北森林管理局として以下のイベントを実施しました。その他、森林管理署等で実施した森林ふれあい推進事業の概要についてはこちら(PDF:65KB)をご覧ください。
開催日:平成26年11月22日(土曜日)
場所:秋田県能代市(濁川山国有林ほか)
参加者:16名(学生15名・教員1名)
内容:
「山の日」制定記念・日帰り見学ツアー「森の恵みを学ぶ」と題し、11月22日に秋田県能代市において、一般募集した大学・大学院生を対象に、秋田駅発着のバスツアーを実施しました。
学生を対象としたのは、特に若い世代の方々に森林・林業・木材産業への関心と理解を深めていただきたい、という思いからです。秋田県をはじめ、岩手県、遠くは宮城県から集まった計15名の熱意ある学生たちを前にして、スタッフも普段以上に気合いが入りました。
ツアーではまず、スタッフが移動中のバス内で、森林の持つ多面的機能つまり「森の恵み」を振り返り、それらの維持向上、特に森林資源の持続的な供給と地球温暖化防止に向けた二酸化炭素吸収源の確保のためには、適切な森林施業と木材利用を進めることが重要であることを説明しました。
これをふまえ、初めに米代西部森林管理署管内のスギ人工林を見学。間伐、皆伐、植栽が終わった現場を回るだけでなく、プロセッサによる造材作業を生で見て、参加者は大盛り上がりでした。
そして、そのように人工林から伐り出されたスギをどう利用するのかを学ぶため、秋田県木材産業協同組合連合会の協力により、県内の大型製材工場の一つである東北木材株式会社の工場を見学させていただきました。スギの丸太が機械で次々と加工されていく様子に、皆圧倒されたようでした。
またツアーでは、仁鮒水沢スギ植物群落保護林(詳しくはこちら)で樹高58メートルの「きみまち杉」を仰ぎながら天然秋田スギの歴史にふれるとともに、日本有数の松林「風の松原」で海岸防災林の成り立ちや機能についても学びました。
このように、ツアーは「森の恵み」モリだくさんで、少々詰め込み過ぎたかと心配しましたが、参加者からは、伐採から製材までの一連の流れや、産業として・環境としての森林の多様な側面を見ることができて良かった、など前向きな感想をいただきました。
このツアーをきっかけに、森林・林業・木材産業に関心を持った若者たちの輪がさらに広がっていくことを願います。
*間伐を実施したスギ人工林 *皆伐後、新植したスギ人工林(平成22年植栽)
*高性能林業機械「プロセッサ」による造材作業 …伐倒した木の枝を払い、決まった長さの丸太に切る作業
開催日:[1] 平成26年10月22日(水曜日) [2] 平成26年10月25日(土曜日)
場所:[1] 青森県中津軽郡西目屋村(暗門の滝周辺) [2] 秋田県藤里町・八峰町(二ツ森・留山)
参加者:[1] 22名(外国人参加者2名) [2] 14名(外国人参加者5名)
内容:
「山の日」制定記念として10月22日及び25日に世界自然遺産白神山地で開催した一般市民向けの森林ガイドツアーにおいて、外国人参加者を対象に初めて英語によるガイドを実施しました。
今回の取組は、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて外国人観光客が増加することを見据え、外国人にも白神山地の魅力をPRする目的で試行的に実施したものです。
22日は津軽白神森林生態系保全センターの案内で青森県中津軽郡西目屋村「暗門の滝」周辺を散策し、25日は藤里森林生態系保全センター及び一般社団法人秋田白神コミュニケーションセンターの案内で秋田県藤里町「二ツ森」及び八峰町「留山(とめやま)」を散策しました。
2回のツアーには日本人のほかに、地元の外国語指導助手(ALT)や旅行客を含め計7名の外国人が参加しました。国籍はニュージーランド、マレーシア、ベトナム、アメリカ、ペルー、ドイツと様々でしたが、皆、白神山地を象徴するブナやカエデなど多様な樹種が織りなす鮮やかな紅葉を楽しんでいました。また、ツアー実施後のアンケートでは、「とてもおもしろかった」「英語ガイドのおかげでツアーでの説明を初めて100%理解できた」といった声が寄せられました。
<22日のツアー>
*黄葉のブナ林散策道をガイド
*錦秋の暗門川をさかのぼり、暗門第3の滝へ
<25日のツアー>
*晩秋の二ツ森登山
*留山のブナ大木
大人から子どもまで幅広い世代に森林・林業への関心や理解を深めていただくことを目的に、東北森林管理局と一般財団法人日本森林林業振興会秋田支部を会場として、「森林(もり)のひろば」を開催しました。当日は好天に恵まれ、約600名の来場者で賑わいました。
平成26年11月8日(土曜日)10時00分~14時00分
東北森林管理局 及び 一般財団法人日本森林林業振興会秋田支部
東北森林管理局 及び 一般財団法人日本森林林業振興会秋田支部・青森支部
秋田県、秋田市、公益社団法人秋田県緑化推進委員会、秋田県森林組合連合会、秋田県木材産業協同組合連合会、日本樹木医会秋田県支部、森林農地整備センター秋田水源林整備事務所
*クラフト製作体験 *山の写真展 *仁別森林博物館から出張
*苗木プレゼントに並ぶ参加者 *秋田県水と緑のマスコット「もりっち」も一緒に