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平成27年3月発行

第45号

 

 

題

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事務所(旧小学校校舎)の春

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

45号印刷用レイアウト(PDF:2,115KB)

 

題名


○黒尊山にシカ防護ネット新設

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シカ防護ネット柵設置前

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シカ防護ネット柵設置前

 黒尊山国有林内の藤ヶ生越は急傾斜地のため土砂の流出が多かったのですが、枯木を使った土留が功を奏し植生の回復も見込まれるようになったこと、またその周辺ではシカ害が深刻化しているため、既存のシカ防護ネット柵の隣に新たに0.50HA、延長360mのシカ防護ネット柵を作設しました。

 

 

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設置後:数年後、白(雪)は緑(ササ)に ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○トキワバイカツツジにシカ剥皮被害防止ネット(単木保護用)設置

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トキワバイカツツジ

 本種は地球上で当地以外に自生せず、愛媛県の絶滅危惧種にも指定されている希少種ですが、近年ニホンジカによる剥皮被害が拡大しており、平成24年度から個体ごとに保護ネットを設置し保全に取組んできました。

 今年度も300本程度設置し、単木保護ネットによる保全事業は完了しました。

 これからも春に可憐な姿を披露し続けてくれることを期待しています。
                  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 設置作業中

 保護されたトキワバイカツツジ

○親水公園にウサギ防護ネット新設

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シカネット、ウサギネットの重ね張り

 昨年度、黒尊渓谷親水公園周辺の自然再生を行うため、四万十川地域住民を代表する組織「しまんと黒尊むら」と共に、親水公園に隣接する国有林面積約0.3haに、カエデやヤマサクラ等広葉樹300本の植栽と、シカ防護ネット約300mの設置を実施しました。

 近年当地周辺で深刻化していることを受けニホンジカへの対策は十分だったものの、思わぬ伏兵ノウサギの侵入を許してしまい、植栽木が被害を受けてしまいました。

 そこで、今年度は編目が更に小さいウサギ防止ネットを設置しました。

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今回は職員で実行

 数年後、春は桜見物、秋は紅葉刈りと四万十川地域住民の憩いの場所になっていることと思います。ここ黒尊渓谷は紅葉の名所であり、毎年秋には楽しいイベントを開催していますので、皆さん、ぜひお越しください。

 

 

 

 

 

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※シカ防護ネットはステンレス入りのビニール製で、落雷の恐れがありますので、悪天候時は近付かないようにして下さい。 

○ニホンジカの捕獲

平成26年度の

          成果は…

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 ()は幼獣で内書

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外の世界に名残を惜しみ...

 

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出口はどこだ?

  

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バラをかき分け、かき分け

 黒尊山国有林10林班では、ニホンジカの食害により荒廃した林地に、平成16年度からNPO等団体と連携して郷土樹種の植栽、シカ防護柵の設置や遊歩道の整備等を行い、森林の再生を目指してきました。

 今年度は、その内3.50haにおいて、植栽木の成長の妨げとなる雑木を伐採する除伐作業を行いました。

 当該地はサルトリイバラ等のバラが多数あり、思った以上に大変な作業になりましたが、伐採後は見違えるようにすっきりしました。

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平成16年当時の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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大月小学校2年生
壁掛けを手に全員で

 2月2日に大月町立大月小学校2年生35名、17日に黒潮町立三浦小学校6年生11名、18日に松野町立松野南小学校全校児童8名を対象とした木工クラフト教室を行いました。

 大月小学校と松野南小学校では、最初に、パワーポイント等を使って森林の水を蓄える働きや土砂崩れを防止する働き等の「森林の大切な働き」を学習し、三浦小学校では、木は軽くて丈夫なこと、加工しやすいこと、湿度や温度を調整すること等の「木材の特徴」の学習と木片を水に浮かべる実験を行いました。

 その後は、大月小学校では、事前に各パーツに加工したものを使ってテントウ虫とカブト虫を飾った「壁掛け」を製作し、三浦小学校では、卒業記念として「プランター」を製作しました。

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三浦小学校6年生
一枚の板からプランターが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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松野南小学校
皆の喜ぶ顔を思い浮かべながら

 

 松野南小学校では、2月末に同校主催の「ありがとう集会」(感謝祭)で1年間お世話になった地域の方々にプレゼントする「フクロウのストラップ」等を作製しました。

 各学校の児童達は、休憩時間を忘れるほど夢中になって作業を行い、それぞれの作品を完成させました。

 今回の木工クラフト教室を通じて、木の持つ温もりや木材の良さを体感するとともに、「森林の大切な働き」についても理解してもらえたものと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に...

 平成26年度の「森&川だより」も最終号、また新しい年度を迎える季節になりました。

「春と言えば、出会いの季節?別れの季節?」これは、某テレビ番組の二択質問ですが、躊躇なく「出会いの季節」を選んだところ、過半数が「別れの季節」との回答でした。多くの方々にとって、春は「惜別

の季節」のようですね。皆さんはいかがでしょうか。

 別れもあれば出会いもある...ということで、当ふれあいセンターでも4月1日付人事異動により職員2人が交代することになりました。

   所長     ( 新任 )      上席自然再生指導官        河野 潤一   (高知中部森林管理署から)

                 ( 新任 )      自然再生指導官                川村 春樹   (四万十森林管理署窪川森林事務所から)

                                       自然再生指導官                曽我部 稔

 新所長の河野は以前にもふれあいセンターで勤務しておりましたので、懐かしい出会いがあるかもしれません。

 新年度もどうぞよろしくお願いします。

  …ちなみに、前任の所長藤丸、安藤はふれあいセンターでの楽しい思い出を胸に高知市の四国森林管理局へ。この場をお借りしてご挨拶を…「皆さま、ありがとうございました。」

                            

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お問い合わせ先

四万十川森林ふれあい推進センター
ダイヤルイン:0880-31-6030
FAX:0880-31-6031

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