香美市においてシカ被害対策及びジビエ活用推進協定を締結しました

令和4年11月28日

令和4年11月25日（金曜日）、香美市、香美猟友会および高知中部森林管理署は「香美市シカ被害対策及びジビエ活用推進連携協定」を締結しました。

1.シカ被害対策及びジビエ活用推進連携協定について

高知中部森林管理署が管轄する香美市内の国有林（約12,000㏊）では、急激に増加したニホンジカによるスギ・ヒノキ林の苗木への食害のほか、三嶺など高標高地域の天然林を含む森林での樹皮剥ぎや下層植生への食害が広がり、森林環境に悪影響を及ぼしています。これまでも関係機関が連携して対策を行ってきましたが、この取組を更に強化するため、香美市、香美猟友会及び高知中部森林管理署は相互に連携して捕獲効率の向上を図るとともに、捕獲したシカのジビエ利用拡大による地域活性化を推進することとし、「香美市シカ被害対策及びジビエ活用推進連携協定」を締結しました。

2.締結式概要

日時：令和4年11月25日（金曜日）10時00分～
場所：香美市役所
出席者：【香美市】市長依光晃一郎、【香美猟友会】会長岡林静窺、【高知中部森林管理署】署長吉良康

3.連携の内容

1. 香美市、香美猟友会および高知中部森林管理署は、国有林及び民有林におけるシカの被害状況、生息状況及び捕獲状況等の情報を共有し、本協定に基づく取組及びその成果を情報発信します。
2. 高知中部森林管理署は、香美市へ囲いわな、くくりわな等を無償貸与します。
3. 高知中部森林管理署は、香美猟友会が実施する協定に基づく有害鳥獣捕獲にかかる国有林への入林手続きを簡素化します。
4. 香美猟友会と高知中部森林管理署は、相互にわな見回りを実施し捕獲効率の向上を図ります。
5. 香美市は香美猟友会及び高知中部森林管理署とジビエ加工施設との獣肉受入れに係る調整を行います。

添付資料

• 香美市シカ被害対策及びジビエ活用推進連携協定書（写）(PDF : 1,462KB)