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四国森林管理局

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    国有林で高知県立林業大学校学生による植付け作業の現地実習を行いました

    令和3年3月8日
    高知中部森林管理署

      高知中部森林管理署では、平成29年11月22日に四国森林管理局と高知県との間で締結した高知県立林業大学校における人材育成に向けた連携及び協力に関する協定に基づき、同大学校における人材育成に積極的に連携・協力支援しています。

      本年度も香美市に存する谷相山国有林に設定した「高知県立林業大学校の森(1.95ha)」において、林業大学校基礎課程の学生18名を対象に下刈り・地拵え・シカ防護ネット設置・歩道作設作業の実習を行ってきており、今年度最後となる植付け実習を3月8日に実施しました。

      当該植付け実習は、当初予定していた3月1日が雨の予報だったため、一週間延期をしての実施となりました。当日も早朝より小雨がちらつく不安定な天候でしたが、実習開始直前に天候も回復し絶好の実習日和となりました。

      実習開始にあたり、吉良署長より「苗木植栽では上下作業にならないよう気を配り落石等にも十分注意して作業を行って頂きたい」と挨拶。
      引き続き、職員より使用する器具類等の取扱方法、作業手順などの説明を行った後、学生18名を5班に分け、職員22名がそれぞれ指導者として各班に分かれ作業指導に当たり実習を行いました。

      植付け作業を開始すると単木保護具設置作業という慣れない作業に悪戦苦闘する学生の姿が見て取れましたが、職員から「単木保護具が地面と隙間が空かないように」、「単木保護具から苗木がはみ出さないように」、「苗木を引っ張って簡単に抜けるようでは締め固めが甘いよ」、といった指導の言葉が飛び交い、思った以上に手間と労力が必要な作業であることを実感した様子でした。徐々に要領をつかんでくると学生達の作業スピードも上がり、各班とも予定していた苗木本数を無事時間内に植栽することができました。

      作業終了後には、四国森林管理局技術普及課、内藤課長より3月20日、卒業を控えた学生たちに、「この一年間、基礎課程で学んできた林業技術を生かし、活躍して頂きたい。また、一緒に学んできた仲間を大切にしてください。」との挨拶があり、今年度の全作業実習を終えました。

      高知中部森林管理署としては、今後においても引き続き、高知県の林業を担う人材を育成する取組の一端を担っていきたいと考えています。

    高知中部署職員による単木保護実演説明
    高知中部署職員による単木保護実演説明
    苗木の植付け状況(丁寧に)
    苗木の植付け状況(丁寧に)
    獣害防護ネット内の苗木植付け状況
    獣害防護ネット内の苗木植付け状況
    単木保護の支柱設置状況
    単木保護の支柱設置状況
    単木保護設置状況
    単木保護設置状況
    単木保護は手強い
    単木保護は手強い
    単木保護の設置状況(ラス巻き)
    単木保護の設置状況(ラス巻き)
    卒業目前の林業大学校基礎課程学生(ドローン集合写真)
    卒業目前の林業大学校基礎課程学生(ドローン集合写真)

    お問合せ先

    高知中部森林管理署
    ダイヤルイン:0887-58-3131
    FAX番号:0887-58-2449