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四国森林管理局

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    「地上型3Dレーザースキャナによる森林調査現地検討会」を開催しました

    平成31年2月20日
    高知中部森林管理署

    1.    2月14日(木曜)、高知中部森林管理署は、香美市香北町の民有林内において、ICT・新技術の導入による取組成果の普及を図ることを目的とした「地上型3Dレーザースキャナによる森林調査現地検討会」を開催しました。

    2.    地上型レーザースキャナ(商品名「OWL」)とは、森林3次元計測システムのことで、赤外線レーザー光線を使って、林内を簡便に計測し、多くの情報を得ることができます。この機器を活用することにより、1haの林地を一人で一日程度で計測することが可能となり、森林の樹高、胸高直径、曲がり、材積など従来の手計測に比べ大幅な時間短縮が図られ、計測者の個人差なしにデータが得られるなど森林資源調査の効率化や森林管理コストの削減が期待されています。

    3.    現地検討会には、高知中央東林業事務所、香美市農林課、高知県立林業大学校、地元の香美・物部両森林組合など約50人が参加していただきました。まず、現地にて四国森林管理局技術普及課の安藤補佐から機器の概要操作方法の説明を受けた後、二班に分かれて、スギ・ヒノキの林地内で実際に3Dレーザースキャナを使って森林の3次元計測を実施しました。参加者からは「この程度の林分であれば、何点くらい測点を設けるべきか」、「意外と角度をつけて斜面上で制止するには力がいる」などの質問や意見があり、「かずらも立木と同一にカウントするので注意が必要」、「笹や灌木が多いような林地では精度が落ちる」などの留意点を職員から説明しました。

    4.    午後からは、香北町内の保健福祉センター香北の大ホールへ移動し、収集したレーザー光線による点群データを立体的な3次元画像に再現し、森林の樹高、胸高直径、曲がり、材積等の計測のデモンストレーションを行いました。林内の立木の様子が立体的に映し出された画像に参加者も圧倒されている様子で、ひととおりの説明が終わったあとでの質疑応答では、細かいデータの表示方法に関する内容や、一昨年度に香美市の広範囲で発生した風倒木被害への応用の可否などについての質問が出されました。検討会終了後のアンケート結果では、「レーザー点群画像は立木を実際に見ているようですごいと感じた」、「実際の活用事例をもっと知りたい」、「事業体向けの研修会を行って欲しい」といった意見が寄せられ、関係者の関心の高さが伺えました。

    5.    また、併せて紹介した360度カメラについては、撮影画像をバーチャルリアリティ画像化することにより、現地に行かなくても林内の状況を把握することができ、参加者からは「森林所有者に対し森林現況を画像として見てもらうことができる」などの評価を得ることができました。

    6.    林野庁では、各森林管理局での実証データを分析し、地上型3Dレーザースキャナを活用した森林資源調査の実用化に向けた取組を進めています。高知中部森林管理署は、今後も、ICT・新技術の導入による森林資源調査の効率化を積極的に推進してまいります。
    3Dレーザースキャナ計測で再現した林内画像

    現地検討会の様子

     
     
     

    お問合せ先

    高知中部森林管理署
    ダイヤルイン:0887-58-3131
    FAX番号:0887-58-2449