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四国森林管理局

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    樹木調査

    樹木調査は森林の状況を把握する重要な調査です。

    樹高計測(木の高さを測る)

    樹高の測定は、主に測高ポールかバーテックスを用いて調査をします。

    測高ポールで調査する様子

    目盛りが付いた長い釣り竿のようなものが測高ポールです。主にグラスファイバーで出来ており、長さは様々ですが、20mまで伸びる物もあります。

    木の高さに合わせてポールを伸び縮みさせて樹高を測ります。

    また、バーテックスは超音波やレーザーで距離を測り、角度から樹高を割り出す機械です。30m程度まで樹高が測れます。

    胸高直径計測(幹の太さを測る)

    幹の太さは通常、胸の高さ(地上から1.2mの高さ)の直径を測ります。直径巻尺か、林尺を使うのが一般的です。

    航空レーザ計測

    航空レーザ計測とは、航空機から地上にレーザ光を照射し、地上から反射するレーザ光やGPSデータを元に、樹木の高さや本数、地形の形状などを精密に調べる新しい測量方法です。

    短期間で広い面積を詳細に調査できることが利点です。四国森林管理局では、千本山天然ヤナセスギ(遺伝資源)希少個体群保護林 、千本山人工ヤナセスギ・ヒノキ希少個体群保護林 、雁巻山ヤナセスギ(遺伝資源)希少個体群保護林、魚梁瀬トガサワラ(遺伝資源)希少個体群保護林 、とその周辺の緑の回廊においてレーザ計測を実施しました。

    レーザ計測で明らかになった魚梁瀬地域の森林

    保護林や緑の回廊では、樹高50mを越える赤色や30mを越える黄色が多い事がよく分かります。