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四国森林管理局

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    「令和2年度 列状間伐・森林作業道作設現地検討会」を開催しました

    令和3年1月28日
    森林整備部 資源活用課
    香川森林管理事務所

     四国森林管理局においては、令和2年度より列状間伐を本格導入し、その普及を進めているところですが、民有林への普及・定着は十分ではなく、列状間伐のみならず森林作業道作設技術の向上や地域における作業システムの構築を推進していくことが大きな課題となっています。

     このことから、1月28日(木曜日)、香川県仲多度郡まんのう町造田 柞ノ古林(くぬぎのふるばやし)国有林60林班において、香川県内の自治体及び林業事業体、四国森林管理局計画課、資源活用課及び香川森林管理事務所から37名が参加し、「令和2年度 列状間伐・森林作業道作設現地検討会」を開催しました。

     香川森林管理事務所長の開会挨拶の後、資源活用課長より挨拶及び木材需給動向について説明を行い、四国地区内における木材流通の現況、現在のニーズ等について、参加者に理解を深めていただきました。

     その後、香川森林管理事務所森林整備官より列状間伐や森林作業道作設等の概要及び監督・検査ポイントに係る資料説明の後、当該事業地の請負事業体である香川県森林組合連合会の皆様に御協力をいただき、フェラーバンチャによる伐倒作業及び繊維ロープによる集材作業を実演していただきました。

     また、作業実演及び現地視察を通じた検討課題について説明し、意見交換・質疑応答を行いました。主な質問事項として、「2回目の列状間伐実施におけるポイントは」、「森林作業道作設後における維持管理の方法は」等が出され、四国森林管理局・所及び請負事業体の担当者から回答がなされました。

     最後に、森林整備部長より「木材の需給状況、列状間伐、及び生産性向上等、内容が盛りだくさんの現地検討会だったと思います。今後、作業効率を高めていきつつ、どういう山づくりをするか、採算性をどう持って行くかを考えながら作業を進めていただければと思います。」との講評を頂き、ドローンによる集合写真を撮影して、現地検討会を閉会しました。

     御協力いただいたアンケートにおいては、「繊維ロープの導入・利活用を検討したい」、「森林作業道の作設線形が参考となった」等の意見が出され、有意義かつ民有林支援の一助となったものと考えています。
    列状間伐や作業システムの普及においては、地域等の実情により課題も多くありますが、森林整備部資源活用課及び香川森林管理事務所では、今後も現地検討会等の開催を通じて、課題解決に向けた取組の推進及び技術の普及に努めます。


    お問合せ先

    四国森林管理局 香川森林管理事務所

    ダイヤルイン:087-866-6622
    FAX番号:087-867-3043