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四国森林管理局

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    「令和2年度 ICT活用林分調査等現地検討会」を開催しました

    令和2年12月10日
    企画調整課
    香川森林管理事務所

     我が国では、林業の成長産業化に向けて、安全で効率的な森林施業や木材の安定供給を実現していく必要があります。そのためには、林業・木材産業の見える化、すなわち「ICT林業」を具現化していくことが必要不可欠です。
     今後、更なる労働力不足が懸念される中において、特に、森林資源量の把握は人的負担が大きく、ICT等の先端技術を活用した林分調査手法の普及・定着を図ることは喫緊の課題です。
     このことから、ICT等の先端技術を活用した事例紹介を含めた林分調査方法の普及を進めていくため、12月10日(木曜日)、香川県綾歌郡綾川町枌所西川浦国有林42林班に3小班において、香川県、四国森林管理局企画調整課、香川森林管理事務所から12名が参加し、「令和2年度 ICT活用林分調査等現地検討会」を開催しました。

     現地検討会では、香川森林管理事務所長の開会挨拶の後、企画調整課課長補佐より四国森林管理局が進めている森林・林業の課題解決に向けた市町村への支援に関する取組やICTを活用した業務効率化事例を紹介して参加者に理解を深めていただきました。
     その後、香川森林管理事務所森林整備官より本現地検討会に係る従来の調査方法及びICT等の活用による林分調査概要の説明を行い、ドローンによる自動飛行を実演してオルソ画像化までの一連の流れについても併せて説明しました。
     ドローンによる自動飛行後については、香川森林管理事務所調整官より国有林職員が行っている従来の林分調査方法とOWLを活用した林分調査方法の技術支援を行いつつ、参加者において実践していただき、調査結果を比較してその活用方法等について意見交換を行いました。
     最後に企画調整課課長補佐から、「今後も現地検討会や勉強会の開催を通じて県や市町村と連携を深めつつ、継続した技術の普及に取り組む必要がある」との講評を頂き、現地検討会を閉会しました。
     現地検討会で協力いただいたアンケートにおいては、「ICT機器を実践できてよかった」、「毎木調査の省力化に期待」等の意見が出されました。また、「OWLでの調査結果に差異があるため、活用方法は検討する必要がある」との意見もあり、今後の活用に向けた課題等も把握することができた内容となりました。
     ICT等の活用においては、民有林での普及に向けて課題も多くありますが、企画調整課及び香川森林管理事務所では、今後も積極的に民国連携したICTの推進や技術の普及に努めてまいります。

    ドローン説明
    ドローンの操作説明

    OWL現地での説明
    OWL操作を現地で説明
    OWL実施
    OWLで現地調査

    お問合せ先

    四国森林管理局 香川森林管理事務所

    ダイヤルイン:087-866-6622
    FAX番号:087-867-3043