小型箱ワナによるノウサギ誘因捕獲

四国森林管理局森林技術支援センターでは、独自開発した小型箱ワナを用いた誘因式ノウサギ捕獲の手法を確立しており、ノウサギの生息する再造林地において多数の捕獲実績があります。
以下、捕獲手法を整理しました。小型箱ワナについては、当センターへお問い合わせください。
生物多様性に配慮したノウサギ捕獲手法
【誘因捕獲手順】
1.小型箱ワナの設置場所選定
歩道沿いなど、獣道(けものみち)が確認できる少し開けた場所を選び、ワナの設置スペースを確保します。設置面は水平に整え、必要に応じて除草作業を行います。
2.小型箱ワナの設置・固定
踏み板式の小型箱ワナを設置し、鉄製の杭や木の枝を用いて動かないよう固定します。ワナは軽量な鉄製構造で、内部奥側に踏み板が配置されています。
3.誘引餌の準備と配置
季節に応じた誘引餌を使用します。 (※これまでの実証では、5~10月は自生の薬師草(ヤクシソウ)、12~3月は大根葉が有効) 誘引餌は箱ワナの奥に設置し、ノウサギが体ごと罠の中に入るよう配置を工夫します。
4.捕獲率を高めるための工夫
ノウサギが踏み板を確実に踏むよう、餌を立たせて設置します。これにより、ノウサギが足を踏み板の位置に置いて、立った姿勢で餌を食べるよう誘導することができるため、捕獲率向上につながります。
5.ワナの表示と安全管理
有害鳥獣捕獲の規定に基づき、設置者が分かる標識をワナに取り付けます。
6.見回り負担軽減と個体保護
獣害監視センサーを設置し、捕獲時(落とし扉が落ちた時)に通知が届く仕組みを活用することで、効率的な捕獲確認と個体保護が可能となります。
7.捕獲後の対応(生物多様性への配慮)
捕獲したノウサギは、袋状のネットを用いて防護柵の外へ放獣します。林業と野生動物が共存するための対応方法として提案しています。
参考

*再造林地でのノウサギ食害対策について(PDF : 1,318KB)
*大苗の獣害に対する効果の検証と簡易なノウサギ被害対策について(PDF : 1,242KB)
*アーカイブの情報を引用する場合は、「四国森林管理局ノウサギ研究アーカイブ」のク
レジットを付してください。
*ノウサギ研究アーカイブに関するお問い合わせはメールでお願いいたします。
e-mail shikoku_gijyutu★maff.go.jp
(セキュリティー対策として@を★で表示しています。実際に、メール送信する際は★を@に置き換えてください。)
お問合せ先
森林技術・支援センター
ダイヤルイン:088-821-2250




