令和6年度「ワンツーツリーフォレスト」への参加概要
令和6年9月4日
愛媛森林管理署
8月24日、25日、愛媛県喜多郡内子町のソルファ・オダスキー場にて、青少年の健全育成、山林・森林との親しみを持つきっかけの創出、家族との触れ合いの場を提供することを目的に、第7回ワンツーツリーフォレストというイベントが開催されました。
今回のイベントは丸太切り体験等数多くのブースが出展し、イベント2日間の来場者数は約1,200人となりました。
今年度は、天候があまり良くなく、雨が降る恐れがありましたが、イベント時間帯は幸運にも雨は降らず、来場された方々は色々なブースを巡り、イベントを楽しんでいました。
愛媛森林管理署は、来場者が森林に興味を持ってもらい、森林の大切さを理解するためにブースを出展し、木工教室と土壌浸透実験を行いました。
木工教室では、来場者が木のプレートに木製昆虫キットや枝等を貼り付け、色塗りをする体験を実施しました。これは、初日から行列ができるほど大盛況で、どの時間帯でも満席でした。参加した子供たちは楽しく熱心に取り組んで、職員が驚くほどの素晴らしい作品を作り上げました。参加者の中には、昨年も参加した方がおり、「昨年も参加してすごく思い出になったので今年も参加した。こういった木工作りはとても思い出に残るので、今後も続けて欲しい。」とのお言葉をいただきました。
木工教室の様子 |
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来場者の作品 |
土壌浸透実験は、参加者に森林の有する土砂災害防止機能や水源かん養機能を分かりやすく伝えるため、木の生えてない土だけの模型と木の生えている模型を用意し、それぞれ上方から水を流し、土の流出の違いや下に溜まった水の濁りの違いを観察するものです。
特に今年は、7月中旬頃に松山城近くの山で土砂崩れが発生し、3名の方が亡くなる痛ましい災害がありました。このような出来事もあり、来場者の土砂災害に関する関心が高まったのか、子供連れだけでなく、ご年配の方や大人のみの方等、例年より多くの方々が当署職員の説明を熱心に聞いていました。
土壌浸透実験の様子 |
愛媛森林管理署は、今後もこのようなイベントに積極的に参加し、多くの方に森林・林業に興味を持ってもらえるよう、取り組んでいく予定です。
お問合せ先
愛媛森林管理署
ダイヤルイン:089-924-0550