こじゃんと捕獲(と)るために ~2署共催による有害鳥獣捕獲研修の開催~
令和8年7月14日、高知中部森林管理署管内の国有林において、愛媛森林管理署及び高知中部森林管理署の2署共催による有害鳥獣捕獲研修を開催しました。
近年、国有林内ではシカやノウサギなどの有害鳥獣による森林被害が増加しており、造林木の食害や、剥皮被害による森林の更新、育成への影響が大きな問題となっています。こうした状況を踏まえ、両署の有害鳥獣対策担当官が連絡調整を行い、被害対策の強化と職員の捕獲技術向上を目的とする研修を企画しました。当日は、両署の若手職員を中心とする参加者に加え、森林技術・支援センターの職員に講師として協力いただき、総勢17名の参加で研修を実施しました。
囲いわな及びくくりわなによるシカ捕獲技術研修では、効果的な捕獲のための設置箇所の選定方法について高知中部署の担当官から説明を受け、実際に小型囲いわな(こじゃんと1号)の組立と設置及びくくりわなの設置を行いました。参加者は実習を通じて、設置時の注意点や捕獲効果を高めるためのポイントについての理解を深めました。
続いて、森林技術・支援センターによる指導の下、ノウサギによる苗木の食害状況や対策手法について学ぶとともに、ノウサギ捕獲用小型箱わなの設置実習を行いました。ノウサギの行動特性の分析結果から、捕獲率を高めるための工夫、より捕獲確率の高い誘引餌の種類や設置方法などを学びました。

その後、高知ジビエ工房に移動し、処理施設に導入されている設備について説明を受けるとともに、近年のジビエ需要の動向や、利用拡大に向けた取組について御紹介いただきました。
捕獲から処理、出荷までの一貫した体制による安定供給の仕組みについて理解を深め、有害鳥獣対策と地域の有用な資源の利活用との関わりについて、正しい理解に触れる良い機会となりました。
参加者からは、「実際の設置作業を通じて捕獲技術への理解が深まった」との声が聞かれ、有害鳥獣対策の重要性を再認識する有意義な研修となりました。今後も署間の連携を強化しながら、効果的な有害鳥獣被害対策に取り組んでまいります。
お問合せ先
愛媛森林管理署
ダイヤルイン:089-924-0550




