本格的な夏山シーズンの到来 ~石鎚山お山開きパトロールの実施~
当署管内で愛媛県の中央に位置する「石鎚山」では、今年も7月1日から10日まで、お山開き(石鎚神社夏季山開き大祭)が執り行われました。
西条市と久万高原町にまたがり、標高1982メートルの天狗岳を有する西日本最高峰の石鎚山は、古くから山岳信仰(修験道)の山として、多くの人々から崇められています。また、標高1974メートルの弥山(みせん)には、石鎚神社頂上社が設けられており、西条市側から登ると、3か所の鎖の行場もあります。お山開き期間中は、石鎚神社成就社本殿から「仁」「智」「勇」の三体のご神体が頂上社に担ぎ上げられ、全国各地から多くの参拝者が訪れます。
当署では、お山開き期間中の登山者や参拝者の安全確保を図るために、石鎚神社、各市町、警察、消防等の各機関と連携してパトロールを実施しています。
頂上社までの登山ルートは、西条市からロープウェイを利用して登る「成就ルート」と久万高原町から石鎚スカイラインを利用して登る「土小屋ルート」があります。「成就ルート」は階段状の参道をひたすら歩く厳しいルートで、途中の前社ヶ森(1592m)には、「試しの鎖」があり、この鎖場を制覇できれば、上の三つの鎖場も完歩できるといわれております。一方、土小屋ルートは標高1492メートルの土小屋まで車両通行できますので、比較的緩やかな稜線を、周囲の山並みを楽しみながら登ることができるルートです。
今年のお山開き期間中、前半は降雨の日が続きましたが、後半は天候に恵まれ、最終日には成就からも石鎚山頂を拝み見ることができ、多くの登山者や参拝者が、「お上りさんです」「お下りさんです」と声を掛け合いながら行きかっており、鎖場では、多数の白装束の参拝者が岩壁に張り付いて上っている姿を目にしました。
頂上社付近では、約200人の参拝者が、赤、青、黄色の鉢巻きを締め、御神体を下す準備が進められておりました。山頂から見る面河側は白い霧につつまれ、這い上がってくる風はまさに天然のクーラーとなり火照った体を優しく癒してくれました。
石鎚山ではお山開きを終えて本格的な夏山シーズンに入りますが、訪れる際には、体調管理や登山マナーに十分配慮していただき、石鎚山の雄大な景観、文化、人々との交流を楽しんでもらえたらと思います。
最後に、「石鎚山へは一度はおいで、二度来るときは友を連れ、三度来たなら死ぬまでおいで。」といわれておりますので、皆様もぜひ足を運んではいかがでしょうか。
お問合せ先
愛媛森林管理署
ダイヤルイン:089-924-0550




