九重山の国有林2
概要
九重山系は、阿蘇くじゅう国立公園(昭和9年指定)に属し、九州本土最高峰の久住山、中岳、大船山など1,700m以上の峰が連なる山岳群です。山頂付近の高山帯ではミヤマキリシマ、コケモモ等の高山植物等、標高1,000m~1,500mの森林帯ではブナ、ミズナラ、オヒョウ、リョウブ等、山麓には飯田高原や久住高原の草原やラムサール条約に登録された「坊がつる湿原、タデ湿原」など自然景観豊かな地域です。
また、周囲には温泉も多いことから九州内外を含め、毎年多くの観光客や登山者で賑わっています。
自然情報
名前 | 特徴 | 開花 | 場所 | 写真 | |
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ミヤマキリシマ | 亜高山性ツツジで山肌を赤く染める。 | 5月下旬~6月中旬 | 大船山、扇ヶ鼻、平治岳、三俣山 | 準備中 | |
オオカメノキ | 亜高山性低木で白い花が遠くからも目立つ。 | 5月~6月 | 登山道すべてで普通に見られる。 | ||
ツクシドウダンツツジ | 赤茶色の花が枝一面にぶらさがる。 | 5月下旬~6月中旬 | 赤川登山道、扇ヶ鼻南面、白口谷、段原 | 準備中 | |
マンサク | まだ雪景色の山肌に黄色の花がひときわ目立つ。 | 3月中旬~4月上旬 | 佐渡窪、本山登山道、沓掛山、漁師山 | ||
オオヤマレンゲ | 純白の大きな花で、幻の花と言われる。 | 6月中旬~7月上旬 | 漁師山、大戸越、北大船 | ![]() |
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コケモモ | 九州には珍しい高山植物。 | 6月 | 1,500mより上の各登山道。 |
草本 | 名前 | 特徴 | 開花 | 場所 | 写真 |
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ハルリンドウ | 草丈の短い草原に至るところで見られる越年草。 | 4月下旬~5月下旬 | 沢水キャンプ場周辺など | ![]() |
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ノハナショウブ | 湿地や草地に群生する多年草。 | 6月下旬~7月上旬 | 坊がつる、草原の谷間、ススキの中に点々と咲く。 | ||
イワカガミ | 高山植物で光沢のある葉が目をひく。 | 5月 | 1,500mより上の各登山道。 |