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九州森林管理局

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    お知らせ(令和4年度)

    沖縄森林管理署と日本製紙株式会社との国民参加の森林づくりに関する協定について

     令和5322日、沖縄森林管理署と日本製紙株式会社との間で締結している「多様な活動の森における森林づくり活動に関する協定」更新にあたり調印式を開催しました。
     本協定は、国有林における国民参加の森林づくりの一環として平成29年に締結され、今回は2回目の更新となります。 

     5年間にわたりこの協定による活動として、イリオモテヤマネコをはじめとする様々な野生動植物が生息する西表島において、その環境を守る一助として白浜歩道区域にて緊急対策外来種であるアメリカハマグルマの駆除活動や再生状況の調査、仲良川区域における外来植物侵入状況調査を実施してきました。
     調印式では、沖縄森林管理署の伊藤署長と日本製紙株式会社の廿日出林材部長が協定書へ署名し、記念撮影をした後、両名からの今までの活動の成果や今後の活動に向けての期待をこめた挨拶を行いました。

      今回の協定更新では、上記活動を引き続き行うとともに、新たにアメリカハマグルマ以外の外来種植物に対する取り組みも行います。今後も継続的にモニタリングを行いながら活動していくことが大事であり、引き続き日本製紙株式会社の皆様と良い森づくりに努めていきます。

    協定書への署名 記念撮影
    協定書への署名 記念撮影する伊藤署長(写真左)と廿日出林材部長(写真右)

    【プレスリリース】沖縄森林管理署と日本製紙株式会社との国民参加の森林づくりに関する協定について

    令和5年3月20日

    沖縄森林管理署では、下記のとおり国民参加の森林づくりに関する調印式を予定しているのでお知らせします。

    場所:沖縄森林管理署
    (那覇市壺川3-2-6 壺川ビル3階)
    日時:令和5年3月22日午前11時~

    プレスリリース(PDF : 92KB)

    首里城古事の森にて育樹活動が行われました

    本年は11月24日(木曜日)に東村内の平良国有林において、及び12月13日(火曜日)に国頭村内の安波国有林において首里城古事の森育成協議会による育樹活動が行われました。

    「首里城古事の森」は、木の文化を支える森づくり活動として、首里城の復元・修復に必要な大径木を育てる長期の森づくり、琉球に伝わる木の文化の理解を深める森林環境教育を行うことを目的に沖縄県、国頭村、東村、地域団体等で構成される首里城古事の森育成協議会が沖縄森林管理署と協定を締結し、安波国有林及び平良国有林をフィールドに活動しています。

    12月13日に行われた活動では、協議会会員、沖縄森林管理署の他、国頭村の安田小学校と安波小学校の児童を含め総勢20名を超える参加者が平成22年に植樹したイヌマへの施肥を行いました。子どもたちはまず、現地の樹木のことや施肥の方法について説明を受けて作業に移りました。最初は肥料を埋める穴の位置決めに迷ったり、堅い土の穴掘りに苦労したりしていましたが次第にコツをつかみ、持ち前の元気さで山の斜面を歩いて逞しく作業を進めていきました。

    現在、沖縄では首里城の復元工事が行われていますが、古事の森での体験活動により参加者が首里城と森づくりの関わりや森林・林業に興味を持つきっかけになればと思います。

    施肥方法の説明を受ける子どもたち
    施肥方法の説明を受ける子どもたち
    沖縄森林管理署職員と児童
    沖縄森林管理署職員と作業中の児童
    作業に集中する子ども達
    作業に集中する子ども達


    船浦中学校三大行事「テドウ山登山」を支援

    令和41029日、竹富町立船浦中学校の三大行事「テドウ山登山」が実施され、生徒、保護者、教師、ガイド、関係機関等の総勢100名の参加により登山が行われました。林野庁からも学校からの協力依頼を受けて西表森林生態系保全センター3名、沖縄森林管理署2名、租納森林事務所1名の計6名の職員が参加しました。 

    この行事は、(1)登山をとおして自然の素晴らしさ、厳しさ、環境問題等について考える機会とする。(2)助け合う心、励まし合う心を育て友情の輪を広げ、同時に長丁場における忍耐力を養う。(3)生徒・保護者・教師・地域・協力者の方々と触れ合う機会とするを趣旨として、3年に一度行われているものです。 

    今回登山したテドウ山の山頂は標高が約441mあり、西表島の最高峰である古見岳(約470m)に近い高さがありますが、登山道は傾斜が急であり当日は時折降った雨の影響で大変滑りやすくなっており、急斜面では、参加者同士で注意を呼びかけ合いながら、一歩一歩前に進んでいき、全員無事にゴールすることができました。

    山の中を長時間歩いたため体力を消耗しましたが、山頂付近からは海までを一望する眺望があり、生徒達の歌声や笑い声に、こちらも気持ちが明るくなり、楽しく登山を終えることができました。下山後、周りを見渡すと大人も子供も笑顔で溢れており、参加者全員にとって特別な一日になったと感じました。


    登山開始

    テドウ山から眺める船浦湾

    無事にゴール!

    「次期森林計画についての森林管理署の検討方向」の公表について

    沖縄北部森林計画区における、次期森林管理計画についての沖縄森林管理署の検討方向を以下のとおり公表いたします。

    次期森林計画についての森林管理署の検討方向(沖縄北部)(PDF : 4,702KB)

    「ノグチゲラ保護に係る連携と協力に関する協定」調印式を開催しました

    令和4年9月29日、東村役場大会議室において、沖縄森林管理署と沖縄県国頭郡東村との間で「ノグチゲラ保護に係る連携と協力に関する協定」締結にあたっての調印式を開催しました。

    東村は長年条例による民有林でのノグチゲラ保護活動を行っており、当署も国有林において希少野生生物保護管理事業によるモニタリング調査を行ってきました。

    本協定は、国指定特別天然記念物の国内希少野生動植物種であり、東村の村鳥でもあるノグチゲラの保護活動に関して、互いの知識・技術・環境を活用して連携・協力して取り組むことを目的にしたものです。

    調印式は、ノグチゲラを紹介したビデオ上映にはじまり、比嘉東村教育長による本協定締結までの経緯説明を経て、當山東村長と伊藤沖縄森林管理署長が協定書に署名をする運びとなりました。その後、當山東村長と当署署長の協定締結の挨拶があり、最後に記念撮影をして調印式は終了となりました。

    閉式後は、協定区域の現地視察を行い、ノグチゲラの営巣跡などを確認しました。

    今後は、東村と協力し、ノグチゲラの保護・増殖に向け、当該区域がノグチゲラにとって住みやすい環境になるよう努めていきます。

    協定書サイン後に記念撮影する當山東村長(写真右)と伊藤署長(写真左)

    現地視察の様子

    密猟・盗掘防止の普及啓発活動を実施

    世界自然遺産に登録された西表島では、多くの人の関心が集まる一方で、希少な野生動植物の持ち出しや密猟、盗掘発生のおそれがあり、自然環境への影響が懸念されています。

    このため、令和4年7月16日、石垣港離島ターミナルにて、環境省、竹富町、西表森林生態系保全センターとともに西表島へ向かう乗船客へ密猟・盗掘防止を呼びかける普及啓発活動を実施しました。

    西表島に着くまでの船内でゆっくり見てもらえるように、石垣港離島ターミナルから西表島の大原港及び上原港へ向かう8時30分発と11時30分発の定期船(安栄観光及び八重山観光)の乗船客に、希少種の持ち出し注意を呼びかけたチラシ等を配布しました。

    想定していた以上にチラシ等はすぐになくなり、多くの人に呼びかけることができたと実感しました。8月も今回と同様の活動を実施予定ですので、さらに多くの人に呼びかけて、西表島の自然環境保全に繋げていきたいと思います。


    配布したチラシ


    チラシを配布して呼びかけ


    手を振って船を見送り

    お問合せ先

    沖縄森林管理署

    担当:総務グループ
    TEL:098-918-0210
    FAX:098-918-0211